2010年3月30日火曜日

au Android端末「IS01」の特徴とAndroid端末向けポータル「au one Market」の気になること

auは、2010年6月上旬以降にシャープ製のAndroidOS搭載端末「IS01」を発売することを発表。

auスマートフォン「IS series」スペシャルサイトの開設について〈別紙〉 | 2010年 | KDDI株式会社
Android搭載のシャープ製スマートブック「IS01」 - ケータイ Watch

IS01の特徴は以下の通り。
  • Android OSのバージョンは1.6
  • ディスプレイは約5インチ、960×480ドット
  • QWERTY配列のフルキーボード付きでキーピッチが11.2mmと広い
  • タッチパネル式(NewモバイルASV液晶)
  • 画面液晶が大きくフルキーボードを搭載しているので「スマートブック」という位置づけ
  • CPUはクアルコムのSnapdragon(1GHz)
  • キーの上部にトラックボールがある
  • 通信方式はCDMA 1X EV-DO Rev.A(CDMA 1X WIN)
  • IEEE802.11b/g対応
  • Bluetooth 2.1+EDR対応
  • 赤外線通信対応
  • キーボードの裏面にカメラがあり、オートフォーカス付きの527万画素CMOS
  • 通話は可能だが、ハンズフリー通話となり、音が外に聞こえてしまう。イヤホンマイクやBluetoothヘッドセットなどを使うことを想定
  • ワンセグ対応
OSは1.6なんですね。
しかし、ディスプレイが広く、基本的に横置きで使うブックスタイルなので、これまでのAndroid機とは少し印象が異なります。ワンセグが使えるのも新鮮。

2010年8月下旬以降のアップデートで、@ezweb.ne.jpのアカウントもIS01上で使えるようになるのも、新しい印象です。

昨日、ドコモが、無料サービス「ドコモwebメール」の提供を発表しましたが、ドコモwebメールは、@dwmail.jpのメールアカウントで、@docomo.ne.jp宛のメールも、その他のメールアドレスも一元的に管理できるグローバルなメールサービスなのに対し、auは単にez宛のメールのみ扱えるというシンプルな形のようです。
報道発表資料 : 「ドコモwebメール」の提供開始について | お知らせ | NTTドコモ

なお、2010年9月30日まで「ISデビュー割」が実施されます。「プランEシンプル」の基本料金780円と、IS01でのISPサービス「IS NET」の月額315円の合計額に相当する1095円を24カ月間(2年間)割り引くそうです。
AndroidスマートブックとWindows phone:KDDI、au向けスマートフォン「IS series」2機種を発表 - ITmedia +D モバイル


また、IS01発売と同時に、Android端末向けポータルサイト「au one Market」の開始も発表されました。サービス当初はAndroid Market誘導サイトのようです。いつの時点から誘導サイトでなくなるのか、au one Marketへ掲載されるにはどうしたらいいのか、といった情報は、まだよくわかりませんドコモマーケットでは掲載基準等公開されていたのですが・・・。

「au one Market」の提供開始について〈別紙〉 | 2010年 | KDDI株式会社
au、Android端末向けポータル「au one Market」をオープン――「IS01」発売と同時に - ITmedia +D モバイル

Android向けポータルサイトについて、ドコモは「ドコモマーケット」、auは「au one Market」を運営しますが、4月下旬にAndroid端末の発売を予定しているソフトバンクでは、独自にAndroid向けポータルサイトを運営する意思は現時点ではないそうです。
ソフトバンクがAndroid端末「HTC Desire」を4月下旬以降に発売へ - ニュース:ITpro

しかし、au one Marketで最も気になるのは、セキュリティチェック機能(2010年8月下旬以降に開始)です。KDDIがアプリの安全性などを検証するコンテンツプロバイダ向けのオプションサービスとなっていますが、
  • このサービスは有料なのか
  • このサービスを受ける受けないとで、au one Marketでアプリが表示されるときに何かしら違いが出るのか
などは分かりません。
また、このような機能がauだけでなく、ドコモなど他社にも広がらないか、そういった点も含めて、気になるところです。

Androidアプリを公開出来る場所が増えるのは開発者にとって好ましいと思いますが、App Storeに比べてオープンで規制がほとんどないAndroid Marketの自由さを継承するようなマーケットが増えて欲しいと思います。

ちなみに、2010年8月下旬以降、auの通信料金と一緒に有料アプリの決済ができる「auかんたん決済」にau one Marketは対応するそうです。ドコモマーケットも、2010年内中に合算請求を開始する予定ですが、今年中にはどちらのキャリアでも合算請求ができそうです。


※2012.01.17 追記

au one Marketの登録費用は、年額10,000円(税抜)、有料アプリの課金率は12%になります。
参考:
・「au one Marketでのアプリ提供に関して」から「au one Market新規登録をする」ページ内の利用規約←階層が深い!
au one Market - SmartBusinessJapan

2 件のコメント :

  1. 年末までにはそれなりにAndroidの課金プラットフォームが揃い、Androidアプリの市場もいよいよ本格稼動するということですね。

    ふむぅ。こうなると、ソフトバンクにも合算請求が欲しくなってくるところですね。

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  2. でもそうなると、iPhoneを販売しているソフトバンクとしては、iPhoneとAndroid端末との対応に違いが出てきますよね。

    iPhoneは、App Storeを通してのiPhoneアプリ販売というスタイルなのに、なぜAndroidだけ、別途自分たちでマーケットサイトを用意するのか、と。

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