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2011年7月25日月曜日

武蔵野御陵の参拝時間は16時まで!

昭和天皇の陵「武蔵野御陵」がある武蔵陵墓地
先日、高尾駅から歩いて20分程あるその場所へ行ってきた。

そもそも参拝したいと思うきっかけになったのは、よしりんの「昭和天皇論」

幼い頃テレビで陛下をを拝見している頃は、正直、自分に近しい感覚は全くなく、単に天皇=偉い人、ぐらいの感覚でしかなかった。みまかられた時も、学校が休みになってラッキーと思ったくらいだ。

しかし、先の大戦及び大戦直後、存続の危機にあった日本を昭和天皇がいかに守ろうとしてくださったか、そして各地の日本人を励ますためにどれだけ足を運ばれたかを知ってからは、日本人として一度は陛下の陵へ参拝し、お礼を申し上げたいと思っていた。

ところが、到着してみると・・・!!!

送信者 武蔵野御陵探訪 2011.07.17

残念ながら参拝時間を若干過ぎており、敢え無く撃沈orz。NO~!!

武蔵陵墓地は9時から16時までしか開いておらず、入ることが出来るのは15時半までということを、初めて知った。


あ~、途中、八王子で評判のスープカレー屋さんで食べるために、行列待ちをしたのが敗因だ。

今度こそ時間に気をつけて参ろうぞ!

2010年11月23日火曜日

三鷹の森ジブリ美術館は細部まで心配りされている。徹底してこだわるジブリクオリティがここにもあった。

一度は行ってみたかった三鷹の森ジブリ美術館。先日、ようやく行くことが出来ました。

入り口は、開演前から多くの人が並んでいて大混雑。
日時指定の予約制なので、入場者数はコントロールされ、そんなに混んでいないのでは?と思っていたのですが、とんでもない。しかも日本人だけでなく、韓国、中国など海外からのお客さんがたくさん。いかにジブリがワールドワイドなのかを実感しました。


美術館に入ってまず印象的だったのは、料理の面取りのように、柱や壁などの角がまあるく加工されていること。子供たちが元気に遊んでも危なくないし、見た目にも優しくて温かい雰囲気です。

屋外の地面にも、おがくずのようなものや中庭の木々に使われていたチップが敷き詰められています。転んでも危なくないし、足が疲れにくく、歩き心地もとてもソフト。こんな所まで配慮されているのかと感心しました。

また、窓が多くて、空間が明るくなるように工夫されているので、館内に居るだけで、とても心地良いです。
歴代のジブリ作品をモチーフにしたステンドグラスも各所に見られ、「これは千と千尋の神隠し」「これはラピュタ」と見て回るだけで楽しく過ごせます。



美術館中庭の風景。壁をつたう蔦が雰囲気をだしています。思わずゆっくりくつろいでしまいます。


基本的に館内には案内板はなく、どこからどういう風に見て回っても自由です。
おかげで、日が暮れるまで隅々まで館内を探検してしまいました。
大人でもついつい探検してしまうような仕掛けが、随所に仕掛けられているのです。

隠れ場所になりそうな小部屋。
小さな螺旋階段や、大きな階段や、年代物のエレベーター。それぞれ行けるフロアが違います。
いろんなところに真っ黒クロスケが小さく描かれていて、それを見つけて回るのも楽しいです。

そして、不必要に多いドアや引き出し。
開けると何があるんだろうと、ついつい開けてしまいます。
ちなみに、ひとつだけ、ドアを開けた先が鏡になっている所があるので、是非見つけてみてください。このドアを見つけたときは、「ヤラれた」と思いました。


カメラを置いて楽しんでほしいという館主・宮崎駿氏の意思に則って、観光地で見られるような、過剰な写真撮影の風景はありません。

ただ、屋上に居るロボット兵との写真撮影は行列でした(^^;)。これはどうしても外せないのでしょうね。自分はロボット兵だけ軽くiPhoneで撮影させてもらいました。





そして土星座。

11月20日からは宮崎駿氏の最新作「パン種とタマゴ姫」が上映されています。
セリフは一切ありません。
アニメーションと音楽と効果音で構成されています。
海外からのお客さんも一緒に、皆で笑ったりハラハラしたりして見ることが出来ます。

以前見た、「プロフェッショナル 仕事の流儀」プロローグ編で、10分強のアニメーション映画では考えられないほどの枚数を、しかも全て手で描くことにこだわって製作している宮崎駿氏の様子が放送されていました。これは是非見に行ってみようと思ったのですが、行って見てよかったです。

これがアニメーションだ!という圧倒的な技量、キャラクターの動きに脱帽です。
また、最後には、未来を感じる作品でした。


一緒に行った夫は「で、結局何が言いたかったんだろう」なんて言ってましたが、恐らくそういう見方は頭が凝り固まった大人の見方で、この作品はもっとほわ~っと観るものなんだと思います。単純に楽しかったです。

土星座の入場券には、過去のジブリ作品のフィルム(本物ではないと思いますが、よく分かりません)が挟まっています。私の入場券は、ポニョでした。台風の中、ホームでリサを待つ宗介のシーンだと思います。こういうちょっとした所も嬉しいですね。

2010年10月18日月曜日

靖国神社へ初めて参拝する

日本人として一度は行かねばと思っていた靖国神社だが、先日ようやく参拝できた。

まず、大鳥居の大きさに驚いた。「空をつくよな大鳥居」と歌われていたそうだが、正にそのとおり。

沿道には銀杏の木が等間隔に並んでいた。銀杏が色づく11月下旬頃に靖国神社を訪れると、とても美しい風景が見られるだろう。

神門と第二鳥居の間の、上空がぽっかり空いた空間がとても清々しくて心地良かった。この日はちょうど快晴で、見上げると青く澄み渡った空が広がっていた。本当にここは清らかな空間で聖地なのだなと感じる。

土曜日だからか、参拝者が多かった。電車の時間を気にしてらっしゃる方もいて遠方からいらっしゃったのかもしれない。また、海外からいらっしゃった方も多く、ハングルや中国語、フランス語、英語など、いろんな言葉が聞こえた。靖国神社は日本人だけでなく海外の方も参拝するような大きな神社なのだなと感じる。


今月の社頭掲示は楠瀬益實命の「魂は永遠に生きる」だった。

「人類の幸福、世界の平和の礎のために之が最適の死に場所だ」

楠瀬殿が書き記された言葉は、自らの死が、祖国のみならず世界、人類の平和につながるようにと願ったものだと思う。繰り返し読む。


拝殿の脇には槍が立てられていた。

平和は自ら勝ち取るものだという意味なのか。それとも何かいわれがあるのだろうか。
祖国のために散っていった方々の冥福をお祈りし感謝を申し上げる場所という印象を靖国神社に持っていたので、こんなに大きな槍が拝殿前に立っていたのは、少し驚きだった。


拝殿へ参拝した後は、遊就館を見学する。

「御祭神の遺徳を尊び、また古来の武具などを展示する施設」として構想された遊就館。だからからか、鎧兜、日本刀、弓矢、大砲、零式艦上戦闘機、人間魚雷回天に到るまで多くの武器が展示されていた。

遊就館の展示や置かれている配布物で気になったのは、大東亜戦争初期などで「赫々(かくかく)たる戦果をあげた」という記述だ。

赫々たる戦果は英語で表現すると、win a glorious victoryとでも言うか、つまりgloriousでbrilliantな成果という意味だ。

更に、それだけ成果があったということは、その裏には当然命を落とした敵軍の方が多くいるということだろう。

国のために散っていかれた御霊に祈りを捧げる靖国神社に併設されている施設として、ふさわしい記述なのか気になった。


遊就館は予想以上に展示フロアが広くて、2時間ほど見て回ったが、最後は駆け足になってしまった。

遊就館に行きたかったのは、祖国、つまりは今ある私達を守るために、大東亜戦争や支那事変などで亡くなった方々のお写真やお手紙を拝見するなどして、彼らに会いに行くことだった。だが、それらは最後の方に展示してあり、残念ながらじっくり見る時間がなかった。

次の機会にはもっと時間を作って、じっくり拝見したいと思う。

2010年9月23日木曜日

B-1グランプリの歩き方。極意は行列の回転率の見極めにあり。

先週末の18・19日に地元、神奈川県厚木市で開催されたB-1グランプリ第5回大会へ行ってきました。

本厚木駅から会場に向かって、人がどんどん吸い込まれるように流れていたので、人出がすごいだろうなと予想していましたが、予想以上!

B-1での食事の仕方は、食事チケットと言われる前売り券を会場で購入して、料理をもらう時にその金額分のチケットをお店に渡すという仕組み。なので、まずはなによりその食事チケットを買うことが必要。

でも、それすら既に行列orz。

ようやく会場内に入れても、で、どこでチケット買うの?と右往左往している方も結構いらっしゃいました。

これだけ会場が混雑していると、普通ののぼりでは役に立ちません。運営側は戦国時代さながら、ここがポイントだぞ!と高~くのぼりを掲げる必要があるなと思いました。チケットを買うところやゴミ捨て場、迷子預かりの本部など。

やっとチケットを買い終わり、いざ並んで食べようと思っても、一時間待ち、二時間待ちは当たり前。行列が並びすぎて行列に並ぶことそのものを制限するお店も。



最初に並んだのは北海道富良野市の「富良野オムカレー」でした。なんと2時間待ち!途中何度もリタイアする衝動に駆られましたが、なんとか己に打ち勝ちました。ク~(>_<)。その勝利の味は特別でした。カレールーだけでなく、プチプチのトマトやお米も美味しかったです。



オムカレー後は隣のブースだった岡山県真庭市の「ひるぜん焼そば」を頂きました。正直見た目はあまりぱっとしませんが(^^;)、山椒をかけた焼きそばの味は美味でした。極上かしわ肉がいい味を出していました。



また、秋田県仙北市の「あいがけ神代カレー」。黄色いバッグを会場で配ってらっしゃいましたが、役に立ちましたし、宣伝効果としても良かったと思います。多くの人が神代カレーのバッグを背負ってました(^^)。

神代カレーのキャラクター、カレンジャー。看板の右側で、トラクターに乗っているのもカレンジャーです。こういう細かいところが好きですね。



第二会場は厚木野球場で。いやあ、こっちはこっちでやっぱり人が多かった!



汗だくで230人分のキムチ鍋を一気に作っているのは岐阜県各務原市の「各務原キムチ鍋」。第3回大会で3位になっただけあり、客を待たせず、スタッフの動きも効率的に見えました。いや~、暑い中お疲れ様でした。



岩手県北上市の「北上コロッケ」。北上調理師会の人たちが北上には何も特産がないということで、町おこしとして考えられたコロッケだとのこと。箱に貼ってあるシールも手作り感があって好感が持てます。名産は、創りだすものなのかもしれませんね。



北上コロッケの隣のブースだった岡山県津山市の「津山ホルモンうどん」。ここも回転率が高かったですね。スタッフの動きに無駄がない。だから早く料理が出せる。そうすると多くのお客さんに食べて評価してもらえる。正に好循環です。



そして、どの会場でも目にしたものが2つ。まずは厚木名物となった「シロコロ・ホルモン」。シロコロ・ホルモン探検隊の方々が広めてくださった厚木のシロコロ・ホルモンも、今や全国レベルで知られるようになりました。この日はどこの会場でも長蛇の列で、暑い中、一生懸命焼いてらっしゃいました。本当に感謝です。



二つ目は「横手やきそバンド」。どこの会場でも彼らのパフォーマンスを目にしたので、まるで一緒に会場を移動しているようでした。今でも耳に残っています。「横手やきそば~」♪。厚木市は秋田県横手市と友好都市ですが、今回、更に親近感が増しました(^-^)。


< B-1の歩き方 >

今回、B-1グランプリを初体験して痛感したのは、「回転率 > おいしさ」。つまり食べる側としては、いかにおいしくても、待ち時間が短いことの方が価値として上回るということ。

会場は10時から16時までと時間制限があり、また、ブースによっては予定量を消化してしまって売り切れになることもあります。

あくまでも「大会」なので、メインイベントは食べて評価することだとしたら、多くの団体を回って少しずつでも食べて評価をしたい。1つのブースに長時間並ぶことはできるだけ避けたい。

そうすると、食べる側としては以下の点に注目するとよいでしょう。

  1. 食事を作っているスタッフの数が多いこと
  2. 食事を作っているスタッフが効率的に動いていること
  3. 行列が滞りなく流動していること
  4. 行列を整理しているスタッフが「只今○分待ちです」と具体的に待ち時間を言ってくれること
  5. 行列が発生しても、客を飽きさせないような工夫をしていること(うちわで扇ぐ、差し入れをする、余興で楽しませるなど)

今回、上位になったグループは、以上の点がとてもよく出来ていました。

1位になった山梨県甲府市の「甲府鳥もつ煮」。回転率は高かったのですが、人気で行列が出来ていました。その時も「今25分待ちです」とスタッフが声だししていましたね。そして、ここは行列を飽きさせないように、踊ったり、コントっぽいものをやったり、凄く工夫されていました。また、そういうことをやると傍から見ても目立つんです。宣伝効果も高かったと思います。

そして2位になった岡山県真庭市の「ひるぜん焼そば」。上でも紹介しましたが、ここは本当によくマネージメントされていました。誰かプロジェクトマネージャーがいるのかと思うくらい。

まず、スタッフが多い。そして誰もぼーっとしていない。みんなチャカチャカと有機的に動いている。だから関心するほど回転率が高い!


並んだのはたった5分ほどで、ほとんど並ばずに食べることが出来ましたが、その間も岡山名産の「ピオーネ」や「蒜山(こう書いてひるぜんとよぶんですね)ジャージーサブレ」を配ったり、心配りがされていました。そういったところにお客さんは喜んで、2位という結果も出たんだと思います。


次回は兵庫県姫路市で第6回大会が開かれるようです。今度行かれる方は、上記の注意点を参考になさってください(^-^)。


帰り際、駅前に「ありがとうございました」の垂れ幕が掛かっていることに気づきました。ということは逆から見ると、やっぱり「ようこそ!あつぎへ」。こういうちょっとしたおもてなし感がいいですね。


各会場で多くのボランティアさんがゴミを集めたり、お客さんを誘導したりしてらっしゃいました。今回の人出は主催者発表で43万5000人だとのことですが、これだけ多くの方々をもてなせたのも、こういったボランティアさんや厚木警察の方々のおかげですね。皆様に感謝です!

2010年9月6日月曜日

ドラマ「すいか」ロケ地の宿河原巡礼の旅

夏になると、ドラマ「すいか」のDVDを必ず見てしまう。

TVで放送されたのが2003年の夏だったので、もう数年前のドラマになるのだが、何度見ても見飽きない。

ドラマの舞台になった「ハピネス三茶」という賄い付きアパート。ロケ地は三軒茶屋ではなく神奈川県川崎市多摩区宿河原付近だということは調べて知っていたが、なんだか行きたいような、行きたくないようなで、ずっと行けないでいた。

でも、こんなに暑かった夏の終わりには行ってみてもいいかもしれないと思い、先日はじめて行ってみた。

登戸駅を降りて宿河原駅へ向かって歩きながら見覚えのある用水路を探すと、ぽっかりと懐かしい風景が見えてきた。



車が行き交う道を少し外れると、用水路と畑の、例の風景が広がっている。

そこだけ流れている時間が少しゆっくりなような、まるで昭和の時代に戻ったような、ドラマで流れていたのと同じ時間がやっぱりそこには流れているようだ。

歩きながら、ここはこのシーンで使われていたのでは?!と盛り上がったり、南北線の線路の下を小さくなってくぐってみたり、ちょっと探検気分だったり。商店街ですれ違うおばちゃんたちも「暑いですねぇ」「本当にねぇ」と立ち止まって会話していたり。

ほっとするような優しい時間が流れている。

やっぱりいつか宿河原に住んでみたい。
終わらない「すいか」の時間の中で生活したいなあ。

2007年のドラマ「セクシーボイスアンドロボ」以来3年ぶりに木皿泉さんが脚本を書く「Q10」が来月から始まる。大好きな白石加代子さんも出演されるようだし、今からとてもワクワクする。

2010年7月7日水曜日

三鷹散策。ミュシャ展~太宰治 文学サロン~多摩の恵

先週末、三鷹付近を色々と散策。
メインターゲットは、三鷹市美術ギャラリーで開かれていたミュシャ展。


公開最後の週末とあってか、押し合いへし合いの混雑ぶり。美術館にこれほどたくさんの人が集まっている状況を見たのは初めてだった。日曜美術館のアートシーンでも紹介されていたし、ミュシャの人気の高さもあったのだろう。

混んでいたので、じっくり鑑賞することは難しかったが、本物のミュシャの作品を150点も一斉に見られたことに感謝。

実際の作品の繊細な色使いや曲線は、家にあるポスターやカレンダーのそれとは、やはり違っていた。想像していたより控え目だった。

ミュシャのリトグラフは、ハートや星、植物などのモチーフが印象的に使われていて好き。
勿論、図録を購入。
サプリーンのスタンプなどの参考になりそうだ。


駅前を歩いていると、「太宰治 文学サロン」なるものが近くにあるということなので、ちょっと寄ってみた。


「あまりたいした資料はないのですが・・・」
とガイドのおじさんが資料について話しだしたら、これが・・・。内容が盛りだくさん(´∀`;)。

太宰治氏関連だけでなく、三鷹市の戦前、戦後の歴史についてもたくさんの話を聞かせてもらえた。結局、ふらっと寄ってみるつもりだったのだが、1時間ほど長居をしてしまった。

太宰治 文学サロンは、「市民の交流の場として開いた」らしいが、納得。単なる資料館ではなく、メインはガイドの方々とのおはなしですね(^V^)。一度伺ってみると楽しいと思います。三鷹市の勉強になりますよ。


「新井屋酒店」さんという駅近くの酒屋さんで「多摩の恵」という地ビールを購入。

「どこから来たの?」と気軽に声をかけてくれる。続いて、三鷹の話が始まり(^^;)。
文学サロンでも感じたが、三鷹の地元の方々は三鷹が好きなのだなと思う。

その、購入した「多摩の恵 ボトルコンディション」。濃厚な味わいで美味しかった~!


東京都福生市にある「石川酒造株式会社」さんが作っている。酒造り150年近くを誇る老舗の醸造所だ。

ボトルコンディションだけでなく、他の種類も飲み比べてみたいので、今度「多摩の恵 おすすめ6本セット」をお取り寄せしてみよう。ただいまならブルーベリーの特徴を活かした、ブルーベリーエール入り(^-^)/。

2010年6月30日水曜日

せせらぎの里美術館に犬塚勉展を観に行く

先日、奥多摩にあるせせらぎの里美術館「稜線の風の如く 犬塚勉展」を観に行きました。

犬塚勉さんを知ったのは、去年NHKの「日曜美術館」で彼の特集を見たのがきっかけ。


日曜美術館は、それまで一度も見たことがありませんでした。
手嶌葵ちゃんが、好きなテレビ番組として日曜美術館を挙げていて、そんなにオモシロイのか?とたまたま見た時に流れていたのが、彼の特集のアンコール放送でした。

一見、写真と見間違うようなリアリティがありながら、リアルを通り越した”真の現実”が表現されているようで、一目見て「これは観に行きたい!」と思いました。ですがアンコール放送だったので、実際の美術館での展示は既に終了しており、とても残念だったのです。

それから日曜美術館は毎週欠かさず見る、お気に入り番組になりましたが、彼の作品ほど、見たい!と感じるものはなく・・・。どうにか目にする機会はないものかと、せせらぎの里美術館のホームページを細目にチェックしていたところ、今年も犬塚勉さんの作品の展示が行われることに!

そして、春から続いていた仕事が終わり、ようやく先日、展示会に行くことができました( ^ω^ )。



期待通り、素晴らしかったです。

私は特に「梅雨の晴れ間」が好きなのですが、湿気を帯びた草の匂いや、その場の湿度、空気感までが感じられ、匂い立つような絵でした。遠くから眺めると、その場に本当に草はらが広がっているようで、思わず絵の中に駈け出して行きたくなるほどでした。

その他の作品、「暗く深き渓谷の入口」なども含めて、彼の描くものは、美術館へ向かっている途中でも目にしたような、何気ない風景ばかりで、それが余計にリアルでした。

7月25日まで開かれています。奥多摩散策を兼ねて是非訪れてみてはどうでしょうか。

多摩川沿いをてくてく歩くだけでも、かなりの森林浴効果がありますよ~。