ラベル Tahnya の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル Tahnya の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2011年5月24日火曜日

iora x Tahnya 「ツフムカとヤカチヒルカの夜 第四夜」に行ってきた

年に一回、ioraTahnyaが行っている「ツフムカとヤカチヒルカの夜」も今年で四回目。
5月20日、渋谷ACOUSTIC LIVE BAR七面鳥で行われた、その第四夜へ行ってきた。

ちなみに、ツフムカがioraで、ヤカチヒルカがTahnya。携帯で、かな入力すると名前の理由が分かるらしい(^^)。


左からヒラタ君(Tahnya)、ナヲちゃん(Tahnya)、桃さん(iora)、周さん(iora)。


Tahnyaがioraと一緒に演奏するとき、実は少し不安になる。

どことなく、Tahnyaが引いている感じがして、いつものTahnyaの良さが出し切れないように感じるからだ。「iora、すごいなあ」みたいに後輩っぽく収まってしまう感じ。

この二つのバンドは静と動のような違いがあるから、パワーだけで言うと、「動」なioraの方が、お客さんには印象に残るかもしれない。

でも、TahnyaにはTahnyaの良さがある。
深く染み入るような、全てを包み肯定するような祈りのパワー。
臆することなく、どんどん行けばいいのに!と歯がゆく感じることもあった。


しかし、今回は違った。
Tahnyaパワー全開だった。

特に、ioraの曲「野良犬ベルデ」のカバーは素晴らしかった。
ボーカル以外のパートをヒラタ君が一人でギターで頑張るというところがいい。




「ツフムカとヤカチヒルカの夜」の特徴は、ユニットの垣根を越えたコラボレーションで、今回のコラボレーションは、お互いの曲のコードを基に「Re作曲」するという試み。

ioraの曲「まぼろし」を基にTahnyaが作った曲は「ハレルヤ」。

曲のタイトルのように、Holyな­イメージが広がる。
終りが見えない真っ直ぐな道をひたすら歩ん­­でいくような修行のような人生。
この息苦しいような永遠へ向けて「ハレルヤ」なのか?




スケジュール調整して、来年のツフヤカも行くど~ヽ(`Д´)ノ

2010年12月27日月曜日

Tahnya x chee 「クリスマス キャロル」 at 西荻窪クワランカカフェ

西荻窪のクワランカ カフェさんで行われたTahnyaの音楽とcheeさんの絵本のコラボイベント「クリスマス キャロル」へ行ってきた。

メインイベントは、cheeさんがこの日のために書き下ろした「ぼくがひろったおとしもの」をcheeさん自身が読み聞かせてくれるというもの。

Tahnyaは音担当。BGMや歌などで雰囲気を盛り上げていた。

この時間はワンパクしていたキッズ達も相当聞き入っていたなあ。

子どもだけでなく、大人にも、読み聞かせっていいと思う。

朝のFヨコの本の時間では、本の紹介と共に少し内容を読み聞かせてくれるのだが、それが結構好きで、その時間帯になると聞き耳を立ててしまったりするものなあ。




そして今回、スペシャルゲストとして、TRI4TH円人図のトランぺッター織田祐亮さんが全編に渡って参加してくれたのだが、彼とTahnyaのセッションがもう・・・(・∀・)イイ!!

特に「couleur」での、ヒラタ君のギターと織田さんのトランペットが絡み合ったソロ。思わずヒラタ君もニヤける程の出来になっている。カッコイイなあ。




「メロディー」も、織田さんのトランペットの味付けで超COOLな仕上がりに。




今年のクリスマス・イブは、素敵な音楽をたくさん聴けて、キッズ達も一緒にみんなでワイガヤ過ごせて、温かい夜になった。

2010年12月10日金曜日

Tahnya 3rd.album「クラシック」全国発売記念ライブ at クラブトップス藤沢

Tahnyaのアルバムが、いよいよ、全国レコード店やAmazonでも購入できるようになった。

その全国発売を記念してクラブトップス藤沢で行われたTahnyaのライブへ久しぶりに行ってきた。

ヴォーカルのナヲちゃんは、この日も元気いっぱい。



ギターのヒラタ君は、ギターのみならず、ピアニカ、ボイパーと一人何役も。
Tahnyaの演奏が、二人だけの演奏とは思えない存在感なのは、そういったK.U.F.Uにも理由があるのだろう。



最近、特にお気に入りなのは「クラシック」に含まれている「数かぞえ唄」。
易しい言葉で子どもでも楽しく歌えそうな曲なのだが、ドラマ性があって、まるで良質の絵本のよう。




「羊のパレード」も同じく良質の絵本のような曲なのだが、さらに、曲の展開がQueen的というかロックオペラ的というか、Tahnyaの新しい個性が育っている感じがする。




アルバム「クラシック」も、ストリングスチームを含めたクラシカルな仕上がりで、本当に良質な作品に仕上がっている。



彼らの音楽を知らないのは、人生の楽しみの何割かを失っているんじゃないかと、本気で思う。
多くの人に、彼らの音楽が届くといなあ。

2010年9月16日木曜日

Tahnya カフェツアー summer 2010 へ行く

去年の春と秋に行われたTahnyaのカフェツアー。
今年は、猛暑の夏に行われた。

Tahnyaの二人がよりすぐってくれたカフェでのライブは、自由で、ゆる~くて、距離も近くて、とても心地良く楽しめる。ライブハウスでのライブとはまた違って、「二人がコーディネートしてくれた感」が嬉しいのだ。

海の家で一緒にBBQした後に演奏してくれたり。一応カフェツアーなんです(^^;)。


今回のカフェツアーでは、童謡・唱歌のカバーをよく演奏してくれたのだが、いやはや、なんとも童謡は難しい。
平易な歌詞で、曲も短いのだが、アレンジ力が問われる。
実力がないと、そう簡単にカバーできないものだと感じた。










童謡の歌詞の中に描かれている日本の風景や、美しい日本語が好きだ。特に、由紀さおりさんと安田祥子さんの「赤とんぼ」は素晴らしい。ベーシックな形だと思うが、声も発声も美しく、曲が持っている叙情性もとてもよく表現されている。




一方、矢野顕子さんの「小さい秋見つけた」。オリジナリティ豊かで完全に自分のテイストにまとめ上げてしまっている実力に脱帽。




自分テイストにリコンストラクションするか、ベーシックスタイルを追求するか、童謡をカバーするにしてもいろんな方法があるのだろう。

Tahnyaの童謡カバーも、これからどんなふうに変化していくのか、楽しみだ。

2010年5月10日月曜日

「Voices feat. 今井美樹 & Friends」へ行く お目当ては手嶌葵ちゃんと今井美樹さんの共演

5月7日金曜日、今井美樹さんのデビュー25周年を記念して開催される「Voices feat. 今井美樹 & Friends」を観に、Bunkamura オーチャードホールへ。

今井美樹さんたっての希望でよりすぐられたシンガー達が、今井美樹さんのこれまでの数々の名曲をカバー。そして今井美樹さんとセッションする、というなんとも贅沢なイベントなのだ。

しかも音楽監督は武部聡志さん。

更に、大好きな手嶌葵ちゃんもメンバーに選ばれて出演するとあれば、行くっきゃ無い(*≧∇≦*)。

運良く前から3列目の席が取れ、かなり近くから皆さんのパフォーマンスが見られた。ラッキー\(●▽●)/。

誰に何をカバーしてもらうかを選んだのも今井美樹さんらしいが、手嶌葵ちゃんが披露してくれたカバー曲1曲目は「野生の風」。


2曲目は、岩里祐穂さんの歌詞も素晴らしい「PIECE OF MY WISH」。



更に、今井美樹さんも加わり、ボッサアレンジされた「とっておきの朝を」を、葵ちゃんと美樹さんの二人で披露してくれた。

今井美樹さんも、葵ちゃんの「PIECE OF MY WISH」を聞きながら鳥肌がたったと仰っていたが、本当に素晴らしい「PIECE OF MY WISH」だった。

勿論、オリジナルの今井美樹さんの「PIECE OF MY WISH」も素晴らしいのだが、葵ちゃんに「あきらめないで すべてが崩れそうになっても」と歌われると、自然と泣けてきた(*。′口`。*)。曲を聞いて泣いたのはTahnyaの「おやすみ」以来だ。



葵ちゃんの歌声を聞いていると、体の奥で消えそうに灯っている心のろうそくに「ふーふー」と息を吹きかけてもらっているようで、体の奥底が温かくなる。生きていくエネルギーを高めてもらっているような不思議な気持ちになる。

でも相変わらず緊張症の葵ちゃん。今井美樹さんの楽曲を間違えないように失礼がないようにと、一生懸命歌っている感じがヒシヒシと伝わってきた。彼女らしいのだが(^^;)。葵ちゃん、そげん緊張せんでもよかとよ(o^ー^o)。


そして、音楽監督でもあり、この日はピアノマンとして演奏もされていた武部聡志さん、ステキだった!お名前は知っていてもお顔を拝見したのは初めてで、今井美樹さんが紹介してくれるまで分からず。ずっと、このピアノの人、誰だろう、凄い!と思っていたのだが、それが武部聡志さんだったのだ。演奏家としても素晴らしいのですね~。

この日のバンドマンたちのショット
from 今井美樹・制作スタッフ日誌「Voices feat. 今井美樹 & フレンズ」開催@オーチャードホール

左から、種子田健さん(ベース)、武部聡志さん(音楽監督/ピアノ)、村田 昭さん(キーボード)、福原将宜さん(ギター)、鶴谷智生さん(ドラム/カホン)。

当たり前かもしれませんが、皆さんプロでした。
安定したプレイ、アピールするところとさっと引いてボーカリストをたてるところのメリハリ、そして音楽を楽しんでいるカッコ良さ。そういうイカしたバンドマンたちの写真ってやっぱりステキですね。


お腹いっぱい楽しませて頂いた後、帰路に着こうと思ったら、会場外に目が不自由な方が。気になって声をかけたら渋谷駅まで行くとのこと。新幹線を予約されていて間に合うかと心配されていたので、一緒に渋谷駅へ。駅まで向かいながら今日の美樹さんの衣装のことや葵ちゃんの衣装のことを話したりして。

静岡からいらっしゃったらしく、そのフットワークにちょっとびっくり。私だったら怖くなって金曜の夜の渋谷になんか来られないと思う。無事に帰宅されたかしら。今度またどこかのライブでご一緒できるといいなァ。

GWは江ノ島と八王子でTahnya三昧

お天気に恵まれた今年のGW。

5月3日憲法記念日は、
「江の島フラワーフェスタ キモチノイイアート MADE IN 江の島」で行われたTahnyaの野外ライブを見に行った。

心地よい風、和らかな日差し。

ストレスがふわっと飛んでいくような気持ち良さだった。

でも人人人・・・。この日の江ノ島はものすごい人出で、正直びっくりした。

Tahnyaはトップバッターでの演奏だったが、演奏が進むにつれ徐々に椅子席が埋まり、トップで場を温める役割は十分果たせたようだ(^^)。

この日は風が強くてウインドウカットを入れてしまったため、低音部分がカットされて音が若干シャキシャキ言っているのが残念!

ヒラタ君の体調が悪くて普段のパフォーマンスがあまり出ていないのも残念!

でも、couleur(クルール)でのギターソロは素晴らしかった!




次の日の5月4日みどりの日は、「八王子古本まつり 本棚におさまりきらない歌たち」で行われたTahnyaの野外ライブへ。


何故か会場に、「ご自由にお使いください」と様々な打楽器が用意されていたのだが、ラストの「サイン」の演奏では、他のミュージシャンや観客が自然と鳴り物を鳴らしだして、まさに音を楽しむ「音楽」が体験できた。とっても楽しかった♪



みんなで音を奏でる、これぞ音楽の原点ですね。

こんな楽しい経験をくれたTahnyaに感謝!

早くヒラタ君の体調が復活しますように(*^_^*)。いつものナイスアンドスムーズな音色を聴かせてくれ~。

2010年4月22日木曜日

Tahnyaプロデュース「waterize vol.3」 at お台場Cafe gigi

先日16日の金曜日、お台場のメディアージュにある「Cafe gigi」さんまで、Tahnyaのプロデュースイベント「waterize vol.3」を見に行った。

この日は本当に寒かった(゚д゚)!桜も咲き終わろうかとしている時期なのに、まるで細雪のように冷たい雨が朝からずっと降り続け、「waterize」を通り越して「coolize」という感じ{{{{(+ω+)}}}}。

でも、洗い流し、凍てつくすような天候は、まさに「waterize」日和だったのかもしれません。


この日は、Tahnya以外に、田野崎文さん磯貝サイモンさんも出演し、演奏してくれた。Tahnyaギターのヒラタ君は、お二人それぞれとセッションもしれくれた。

さらに、3組のアーティストとCafe gigiさんとのコラボレーションということで、オリジナルカクテルと料理も用意されていた。Tahnyaオリジナルカクテル「風とシャワー」は、バナナリキュールが効いていて、爽やかで、美味しかった~ヽ(゚∀゚)ノ!


肝心のTahnyaの演奏は・・・、

ボーカルのナヲちゃんは、音楽祭の時といい、本番に強いタイプのようだ。この日もドーンと落ち着いていて、素晴らしいパフォーマンスで魅せてくれた。

ギターのヒラタ君は、繊細なのかな?ちょっと本領が発揮されていなかったような印象(^^;)。彼にはいつも期待が大きいのでね(m´・ω・`)m、ちょっと辛口になってしまいます。

今回の一等賞は「couleur(クルール)」でした。後半キレを戻したヒラタ君のギターと、ノリノリのナヲちゃん。良かったです!


また、「レインダンス」で鉄琴の代わりに使われた水入りのグラス。この音がまた、高い音なのに温もりがあってグーな演出でした。


さらに、準備中などのインターバルでかかっていたヒラタ君作成のミュージック。これも凝っていて良かったです。特に、口笛ベースのものが良かったですね。


全体的な印象としては、テーマである「waterize」がもう少し感じられれば良かったかな、と思います。

個人的に、かなり妄想を広げていたのです。

例えば、gigiさんに着いたら、いつものgigiさんとは中の雰囲気がもっと違っていて、まるで水の中にいるような、照明、音、映像などの空間が広がっていて。「ナヲちゃん、こんなオブジェ作ったんだー」みたいな、水を使ったインスタレーション的なものも置いてあったりして、なんて(^o^)♪。なので、若干「あれ?」という感じでした。

時間や予算などの制約もあったでしょうが、もっと「waterize」のビジョンが表現されるようになると、より素敵なイベントになるのではと思います。

単なる「ライブ」ではなく、「イベント」なんだなと。「waterize」のビジョンをもっと感じたい(^-^)/。


そして、この日発売されたニューシングル「風とシャワー」。ギターのオーバーダブを駆使して、ヒラタ君のギターとナヲちゃんの声だけで構成されています。

design & illustration by ナヲ

はっきり言って(・∀・)イイ!音が暖かく優しくまろやか。そして純度100%のTahnyaが味わえます。

@junkoroも言っていたが、うまい米は塩握りで味わうのが一番という論理ですね。
琴線探査: 最高の米を味わうには炭火釜炊きに塩 - Tahnya企画イベント「waterize at お台場Cafe gigi」にいく

削ぎ落せば落とすほど、ごまかしがきかず、核がしっかりしていないといけない。その分二人の世界、実力を感じずにはいられない。流石の出来ですよ。

2010年2月22日月曜日

Tahnya ライブ at 藤沢SoundMarket

渋谷JZBrat以来、約1ヶ月ぶりになるTahnyaのライブ。

藤沢にあるSoundMarketさんは、なんとなく居心地がいい、アットホームな空間でした。演奏している2人と半径1Mくらいしか離れていない距離感も心地よかった。

一番印象に残ったのは、約1年ぶりに演奏してくれた「明日に続く道の上で」。

聞いていると、大好きなドラマ「すいか」の舞台、ハピネス三茶の縁側を思い出す。

少し涼しくなったけど、まだけだるく暑い夏の夜。縁側で足をブラブラさせながら、ふと横を見ると大好きな人の笑顔が変わらず側にある。そういうイメージの曲なのだ。

だから去年の年末、夏までにあの曲をもう一度演奏してくれると嬉しいとリクエストしていたのだが、こんなに早く応えてくれるとは思わなかった。

最初に聞いたときもよかったが、今回はさらに上を行く演奏。本当にすばらしかった。



Tahnyaの曲はどれもそれぞれ個性があって好きなのだが、中でも「おやすみ」という曲はレベルを超えて好き。個人的に「神曲(かみきょく)」と思っているのだが、今回、「明日に続く道の上で」も神の領域に近づいた気がする( ̄^ ̄)。

このほか、新曲「サイン」やカバー曲の演奏など、ライブは内容盛りだくさんだったが、カバー曲はあまり魅力的ではなかった。もちろんTahnyaらしいアレンジが加えられていて、いいのだが、普通に、いいのだ。単に練習不足かな(^^;)?

でも全体的にはとっても楽しく、久しぶりに2人に会えたことも、とっても嬉しかった。
十二分に、行った甲斐があったライブでした(^-^)。

2010年1月16日土曜日

Tahnyaワンマンライブ-「Couleur」Release Party at JZBrat-

ニューアルバム「Couleur」のリリースを記念したTahnyaのワンマンライブを観に、渋谷JZBratへ。


JZBratは、いい意味でライブハウスっぽくないところがとても良かった。広々とオープンでフリーな印象のスペースで手垢がついていない感じ。ライブだけじゃなくいろんなイベントができそう。

これだけの広いスペースが人で埋まるのかちょっと心配しながら、そわそわとライブが始まるのを待っていたら、すすーっとステージ上にメンバーが集まり始め、静かにライブ開始。

始まりはInterludeのような短い演奏。楽器は使わず声だけ。Tahnyaボーカルのナヲちゃんが後ろ向きで指揮を執りはじめると、メンバーそれぞれが次第に声を重ねていく。まるでこれから何か厳かな儀式が始まるよう。

そして「目を閉じて ほら見えるでしょう」とナヲちゃんが歌い始めると、海の底に徐々に体が沈んでいくような感覚にとらわれる。Tahnyaの曲は、全てを洗い流して浄化したり、包み込んだり、時に激しく波打ったりという「水」の印象が強いが、正にオープニングからTahnyaの世界に包まれた。たまにナヲちゃんがキルケーかカリプソのように思える瞬間があるが、この時もそうだった。
とても素敵だった。

その後は、バンド形態で演奏が進む。

先月、名無しとして披露された新曲に「僕にとっての光」というタイトルがつけられたそうだ。なるほど。
先月聴いた時よりも曲が洗練されていた。


このバンド形態での演奏は、去年5月にioraさんと一緒にTahnyaが行ったライブ「ツフムカとヤカチヒルカの夜 第二夜」でも見たものだが、実はこの時のアンケートに、私は辛口のコメントを書いた。

私がTahnyaの曲で好きなところは、曲を聞く度に映像が頭の中に広がる所だと思う。聞く側が埋めることができるスペースというか「余白」が残されていて、曲を聞きながら様々なイメージを思い浮かべて、楽曲の世界に浸ることができる。空気をいっぱい含んだナヲちゃんの声、Tahnyaギターのヒラタ君の繊細で官能的なギターも演出として欠かせない。

でも、バンド形態にして人が多くかかわることで、Tahnyaの曲の中にある音と音の隙間にどんどん他の人のオタマジャクシが入ってきて隙間がなくなってしまい、聞く側が埋めることができる余白が無くなってしまう。

また、周りの音とあわせるためか、ヒラタ君のギターがどこか引いてしまうように全体の音の中に埋没し、あまり聞こえなくなってしまう点も気になる。

ヒラタ君の繊細で官能的なギターの音に身を委ねるというか、手のひらでコロコロ気持ちよく転がされるというか、その感覚がTahnyaを聞いている時に最も心地いいのに、それが残念ながら感じられない。集まったお客さんはTahnyaを、ナヲちゃんの歌、ヒラタ君のギターを、主にお目当てにしていると思うので、もっと突き抜けてイッて欲しいと思う。

バンド形態での演奏は、ツフムカ~の時より全体的に音がまとまっている印象だし、一つ一つの曲に工夫が加えられていたものの、やっぱり「ん~」と唸ってしまた。

20分の休憩の後に始まったセカンドステージは、Tahnya二人だけの演奏から始まった。正直、ホッとする。この形の演奏には全幅の信頼を置いている。二人が作る世界はNo Doubtに素晴らしい。今回の二人での演奏では「虹を架けたら」が特に素晴らしかった。

そして、チェロの方をお招きして三人体制で演奏された『「さよなら」は「おやすみ」に』。これは今回最も素晴らしかった。曲から人肌の温もりを感じるような演奏で、情感がこもった深いベルベットな世界が広がった。

再びバンド形態に戻り、新曲「サイン」が初披露された。Tahnyaの新たな面が表現されていて素敵な曲だった。これからさらに磨かれてもっといいものになっていくのだろう。この「サイン」と「忘れな草」、アンコールで演奏してくれた「おやすみ」はバンド形態でも素敵な演奏だった。

特に「おやすみ」は、Tahnyaの中で私が最も好きな曲なので、どうか素敵な演奏になりますようにと念じながら聞いていたが、心配は裏切られた。

曲のイメージが丁寧にプレイされていて、チェロの深い響きが「おやすみ」の世界をさらに広げてくれていた。


色々書き綴ったが、Tahnyaの楽曲はやはり素晴らしい。
一人でも多くの方の心に届いて欲しいと願ってやまない。

2009年10月9日金曜日

Raul Midonのプレミアムライブに行ってきた

抽選なるものにこれまで当たったことが無いのに、ラッキーにも10月8日に行われるRaul Midonのプレミアムライブに当たっちゃいました!ということで代官山UNITへ。

Raul Midonの出待ち中。
Share photos on twitter with Twitpicニューアルバム「SYNTHESIS」から「Next Generation」「Don't Take It That Way」「Blackbird」など約30分ほど演奏してくれました。やっぱりボーカリストとしてもギターリストとしてもレベルが高かったです。特に「Blackbird」が生で聴きたくて楽しみにしていましたが、鳥が空へ向かって舞い上がっていく開放感が感じられて、よかったです。

でも「おお、いい!」という感じではなく「あー、よかったねぇ」という感じでした。期待が大きすぎたんでしょうか(^^;)


個人的には、Tahnyaのヒラタ君のギターの音の方が好きかも、演奏も彼の方が多才or多彩かも、なんて感じたりして。

改めて、Tahnyaの「Blackbird」もなかなかのもんです。