一度は行ってみたかった三鷹の森ジブリ美術館。先日、ようやく行くことが出来ました。
入り口は、開演前から多くの人が並んでいて大混雑。
日時指定の予約制なので、入場者数はコントロールされ、そんなに混んでいないのでは?と思っていたのですが、とんでもない。しかも日本人だけでなく、韓国、中国など海外からのお客さんがたくさん。いかにジブリがワールドワイドなのかを実感しました。
美術館に入ってまず印象的だったのは、料理の面取りのように、柱や壁などの角がまあるく加工されていること。子供たちが元気に遊んでも危なくないし、見た目にも優しくて温かい雰囲気です。
屋外の地面にも、おがくずのようなものや中庭の木々に使われていたチップが敷き詰められています。転んでも危なくないし、足が疲れにくく、歩き心地もとてもソフト。こんな所まで配慮されているのかと感心しました。
また、窓が多くて、空間が明るくなるように工夫されているので、館内に居るだけで、とても心地良いです。
歴代のジブリ作品をモチーフにしたステンドグラスも各所に見られ、「これは千と千尋の神隠し」「これはラピュタ」と見て回るだけで楽しく過ごせます。
基本的に館内には案内板はなく、どこからどういう風に見て回っても自由です。
おかげで、日が暮れるまで隅々まで館内を探検してしまいました。
大人でもついつい探検してしまうような仕掛けが、随所に仕掛けられているのです。
隠れ場所になりそうな小部屋。
小さな螺旋階段や、大きな階段や、年代物のエレベーター。それぞれ行けるフロアが違います。
いろんなところに真っ黒クロスケが小さく描かれていて、それを見つけて回るのも楽しいです。
そして、不必要に多いドアや引き出し。
開けると何があるんだろうと、ついつい開けてしまいます。
ちなみに、ひとつだけ、ドアを開けた先が鏡になっている所があるので、是非見つけてみてください。このドアを見つけたときは、「ヤラれた」と思いました。
カメラを置いて楽しんでほしいという館主・宮崎駿氏の意思に則って、観光地で見られるような、過剰な写真撮影の風景はありません。
ただ、屋上に居るロボット兵との写真撮影は行列でした(^^;)。これはどうしても外せないのでしょうね。自分はロボット兵だけ軽くiPhoneで撮影させてもらいました。
そして土星座。
11月20日からは宮崎駿氏の最新作「パン種とタマゴ姫」が上映されています。
セリフは一切ありません。
アニメーションと音楽と効果音で構成されています。
海外からのお客さんも一緒に、皆で笑ったりハラハラしたりして見ることが出来ます。
以前見た、「プロフェッショナル 仕事の流儀」プロローグ編で、10分強のアニメーション映画では考えられないほどの枚数を、しかも全て手で描くことにこだわって製作している宮崎駿氏の様子が放送されていました。これは是非見に行ってみようと思ったのですが、行って見てよかったです。
これがアニメーションだ!という圧倒的な技量、キャラクターの動きに脱帽です。
また、最後には、未来を感じる作品でした。
一緒に行った夫は「で、結局何が言いたかったんだろう」なんて言ってましたが、恐らくそういう見方は頭が凝り固まった大人の見方で、この作品はもっとほわ~っと観るものなんだと思います。単純に楽しかったです。
土星座の入場券には、過去のジブリ作品のフィルム(本物ではないと思いますが、よく分かりません)が挟まっています。私の入場券は、ポニョでした。台風の中、ホームでリサを待つ宗介のシーンだと思います。こういうちょっとした所も嬉しいですね。
2010年11月23日火曜日
2010年7月7日水曜日
三鷹散策。ミュシャ展~太宰治 文学サロン~多摩の恵
先週末、三鷹付近を色々と散策。
メインターゲットは、三鷹市美術ギャラリーで開かれていたミュシャ展。
公開最後の週末とあってか、押し合いへし合いの混雑ぶり。美術館にこれほどたくさんの人が集まっている状況を見たのは初めてだった。日曜美術館のアートシーンでも紹介されていたし、ミュシャの人気の高さもあったのだろう。
混んでいたので、じっくり鑑賞することは難しかったが、本物のミュシャの作品を150点も一斉に見られたことに感謝。
実際の作品の繊細な色使いや曲線は、家にあるポスターやカレンダーのそれとは、やはり違っていた。想像していたより控え目だった。
ミュシャのリトグラフは、ハートや星、植物などのモチーフが印象的に使われていて好き。
勿論、図録を購入。
サプリーンのスタンプなどの参考になりそうだ。
駅前を歩いていると、「太宰治 文学サロン」なるものが近くにあるということなので、ちょっと寄ってみた。
「あまりたいした資料はないのですが・・・」
とガイドのおじさんが資料について話しだしたら、これが・・・。内容が盛りだくさん(´∀`;)。
太宰治氏関連だけでなく、三鷹市の戦前、戦後の歴史についてもたくさんの話を聞かせてもらえた。結局、ふらっと寄ってみるつもりだったのだが、1時間ほど長居をしてしまった。
太宰治 文学サロンは、「市民の交流の場として開いた」らしいが、納得。単なる資料館ではなく、メインはガイドの方々とのおはなしですね(^V^)。一度伺ってみると楽しいと思います。三鷹市の勉強になりますよ。
「新井屋酒店」さんという駅近くの酒屋さんで「多摩の恵」という地ビールを購入。
「どこから来たの?」と気軽に声をかけてくれる。続いて、三鷹の話が始まり(^^;)。
文学サロンでも感じたが、三鷹の地元の方々は三鷹が好きなのだなと思う。
その、購入した「多摩の恵 ボトルコンディション」。濃厚な味わいで美味しかった~!
東京都福生市にある「石川酒造株式会社」さんが作っている。酒造り150年近くを誇る老舗の醸造所だ。
ボトルコンディションだけでなく、他の種類も飲み比べてみたいので、今度「多摩の恵 おすすめ6本セット」をお取り寄せしてみよう。ただいまならブルーベリーの特徴を活かした、ブルーベリーエール入り(^-^)/。
メインターゲットは、三鷹市美術ギャラリーで開かれていたミュシャ展。
公開最後の週末とあってか、押し合いへし合いの混雑ぶり。美術館にこれほどたくさんの人が集まっている状況を見たのは初めてだった。日曜美術館のアートシーンでも紹介されていたし、ミュシャの人気の高さもあったのだろう。
混んでいたので、じっくり鑑賞することは難しかったが、本物のミュシャの作品を150点も一斉に見られたことに感謝。
実際の作品の繊細な色使いや曲線は、家にあるポスターやカレンダーのそれとは、やはり違っていた。想像していたより控え目だった。
ミュシャのリトグラフは、ハートや星、植物などのモチーフが印象的に使われていて好き。
勿論、図録を購入。
サプリーンのスタンプなどの参考になりそうだ。
駅前を歩いていると、「太宰治 文学サロン」なるものが近くにあるということなので、ちょっと寄ってみた。
「あまりたいした資料はないのですが・・・」
とガイドのおじさんが資料について話しだしたら、これが・・・。内容が盛りだくさん(´∀`;)。
太宰治氏関連だけでなく、三鷹市の戦前、戦後の歴史についてもたくさんの話を聞かせてもらえた。結局、ふらっと寄ってみるつもりだったのだが、1時間ほど長居をしてしまった。
太宰治 文学サロンは、「市民の交流の場として開いた」らしいが、納得。単なる資料館ではなく、メインはガイドの方々とのおはなしですね(^V^)。一度伺ってみると楽しいと思います。三鷹市の勉強になりますよ。
「新井屋酒店」さんという駅近くの酒屋さんで「多摩の恵」という地ビールを購入。
「どこから来たの?」と気軽に声をかけてくれる。続いて、三鷹の話が始まり(^^;)。
文学サロンでも感じたが、三鷹の地元の方々は三鷹が好きなのだなと思う。
その、購入した「多摩の恵 ボトルコンディション」。濃厚な味わいで美味しかった~!
東京都福生市にある「石川酒造株式会社」さんが作っている。酒造り150年近くを誇る老舗の醸造所だ。
ボトルコンディションだけでなく、他の種類も飲み比べてみたいので、今度「多摩の恵 おすすめ6本セット」をお取り寄せしてみよう。ただいまならブルーベリーの特徴を活かした、ブルーベリーエール入り(^-^)/。
2010年6月30日水曜日
せせらぎの里美術館に犬塚勉展を観に行く
先日、奥多摩にあるせせらぎの里美術館に「稜線の風の如く 犬塚勉展」を観に行きました。
犬塚勉さんを知ったのは、去年NHKの「日曜美術館」で彼の特集を見たのがきっかけ。
日曜美術館は、それまで一度も見たことがありませんでした。
手嶌葵ちゃんが、好きなテレビ番組として日曜美術館を挙げていて、そんなにオモシロイのか?とたまたま見た時に流れていたのが、彼の特集のアンコール放送でした。
一見、写真と見間違うようなリアリティがありながら、リアルを通り越した”真の現実”が表現されているようで、一目見て「これは観に行きたい!」と思いました。ですがアンコール放送だったので、実際の美術館での展示は既に終了しており、とても残念だったのです。
それから日曜美術館は毎週欠かさず見る、お気に入り番組になりましたが、彼の作品ほど、見たい!と感じるものはなく・・・。どうにか目にする機会はないものかと、せせらぎの里美術館のホームページを細目にチェックしていたところ、今年も犬塚勉さんの作品の展示が行われることに!
そして、春から続いていた仕事が終わり、ようやく先日、展示会に行くことができました( ^ω^ )。
期待通り、素晴らしかったです。
私は特に「梅雨の晴れ間」が好きなのですが、湿気を帯びた草の匂いや、その場の湿度、空気感までが感じられ、匂い立つような絵でした。遠くから眺めると、その場に本当に草はらが広がっているようで、思わず絵の中に駈け出して行きたくなるほどでした。
その他の作品、「暗く深き渓谷の入口」なども含めて、彼の描くものは、美術館へ向かっている途中でも目にしたような、何気ない風景ばかりで、それが余計にリアルでした。
7月25日まで開かれています。奥多摩散策を兼ねて是非訪れてみてはどうでしょうか。
多摩川沿いをてくてく歩くだけでも、かなりの森林浴効果がありますよ~。
犬塚勉さんを知ったのは、去年NHKの「日曜美術館」で彼の特集を見たのがきっかけ。
日曜美術館は、それまで一度も見たことがありませんでした。
手嶌葵ちゃんが、好きなテレビ番組として日曜美術館を挙げていて、そんなにオモシロイのか?とたまたま見た時に流れていたのが、彼の特集のアンコール放送でした。
一見、写真と見間違うようなリアリティがありながら、リアルを通り越した”真の現実”が表現されているようで、一目見て「これは観に行きたい!」と思いました。ですがアンコール放送だったので、実際の美術館での展示は既に終了しており、とても残念だったのです。
それから日曜美術館は毎週欠かさず見る、お気に入り番組になりましたが、彼の作品ほど、見たい!と感じるものはなく・・・。どうにか目にする機会はないものかと、せせらぎの里美術館のホームページを細目にチェックしていたところ、今年も犬塚勉さんの作品の展示が行われることに!
そして、春から続いていた仕事が終わり、ようやく先日、展示会に行くことができました( ^ω^ )。
期待通り、素晴らしかったです。
私は特に「梅雨の晴れ間」が好きなのですが、湿気を帯びた草の匂いや、その場の湿度、空気感までが感じられ、匂い立つような絵でした。遠くから眺めると、その場に本当に草はらが広がっているようで、思わず絵の中に駈け出して行きたくなるほどでした。
その他の作品、「暗く深き渓谷の入口」なども含めて、彼の描くものは、美術館へ向かっている途中でも目にしたような、何気ない風景ばかりで、それが余計にリアルでした。
7月25日まで開かれています。奥多摩散策を兼ねて是非訪れてみてはどうでしょうか。
多摩川沿いをてくてく歩くだけでも、かなりの森林浴効果がありますよ~。
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