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2011年7月25日月曜日

JA伊達みらい「桃の恵み」の絶品ジュースを飲みながら福島県産農産物の未来を思う

福島県伊達市の「JA伊達みらい」から発売されている「桃の恵み」

自宅近くにあるカルディコーヒーファームで、たまに売られていると、ついつい買ってしまう。混ぜモノなしのストレート桃果汁100%。そのまあ、おいしいこと、おいしいこと(^-^)。


つい先日、福島県産しいたけが一袋100円で売られていた。一袋にいくつも入っているにもかかわらず100円だ。

ちなみに、伊達市のしいたけは、路地ものも施設栽培ものも出荷制限がかかっていて、出荷できるのは菌床栽培のものだけだ(2011年7月22日時点)。
参考:農林水産省/しいたけ、米、牛乳・乳製品、肉と卵について

福島県産しいたけでも、伊達市のように路地ものも施設栽培ものも出荷できない地域もあれば、出荷できている地域もある。また、菌床栽培では、放射性物質が検出されていないか、規制値以下となっている。


政府には、可能な限り、速くて正確な情報発信と、情報へのリーチのしやすさを求めたい。そうしないと、福島県のものは、なんでもかんでもダメという風評被害はいつまでも起こり、なくならず、農家の方々は立ち行かなくなってしまう。

私自身も、全面肯定でも、全面否定でもなく、正確な情報判断をしていくように心がけたいと改めて思う。


今月4日に伊達市では桃の出荷が始まったとのこと。これからも、おいしい「桃の恵み」が頂けますように。

2010年11月23日火曜日

三鷹の森ジブリ美術館は細部まで心配りされている。徹底してこだわるジブリクオリティがここにもあった。

一度は行ってみたかった三鷹の森ジブリ美術館。先日、ようやく行くことが出来ました。

入り口は、開演前から多くの人が並んでいて大混雑。
日時指定の予約制なので、入場者数はコントロールされ、そんなに混んでいないのでは?と思っていたのですが、とんでもない。しかも日本人だけでなく、韓国、中国など海外からのお客さんがたくさん。いかにジブリがワールドワイドなのかを実感しました。


美術館に入ってまず印象的だったのは、料理の面取りのように、柱や壁などの角がまあるく加工されていること。子供たちが元気に遊んでも危なくないし、見た目にも優しくて温かい雰囲気です。

屋外の地面にも、おがくずのようなものや中庭の木々に使われていたチップが敷き詰められています。転んでも危なくないし、足が疲れにくく、歩き心地もとてもソフト。こんな所まで配慮されているのかと感心しました。

また、窓が多くて、空間が明るくなるように工夫されているので、館内に居るだけで、とても心地良いです。
歴代のジブリ作品をモチーフにしたステンドグラスも各所に見られ、「これは千と千尋の神隠し」「これはラピュタ」と見て回るだけで楽しく過ごせます。



美術館中庭の風景。壁をつたう蔦が雰囲気をだしています。思わずゆっくりくつろいでしまいます。


基本的に館内には案内板はなく、どこからどういう風に見て回っても自由です。
おかげで、日が暮れるまで隅々まで館内を探検してしまいました。
大人でもついつい探検してしまうような仕掛けが、随所に仕掛けられているのです。

隠れ場所になりそうな小部屋。
小さな螺旋階段や、大きな階段や、年代物のエレベーター。それぞれ行けるフロアが違います。
いろんなところに真っ黒クロスケが小さく描かれていて、それを見つけて回るのも楽しいです。

そして、不必要に多いドアや引き出し。
開けると何があるんだろうと、ついつい開けてしまいます。
ちなみに、ひとつだけ、ドアを開けた先が鏡になっている所があるので、是非見つけてみてください。このドアを見つけたときは、「ヤラれた」と思いました。


カメラを置いて楽しんでほしいという館主・宮崎駿氏の意思に則って、観光地で見られるような、過剰な写真撮影の風景はありません。

ただ、屋上に居るロボット兵との写真撮影は行列でした(^^;)。これはどうしても外せないのでしょうね。自分はロボット兵だけ軽くiPhoneで撮影させてもらいました。





そして土星座。

11月20日からは宮崎駿氏の最新作「パン種とタマゴ姫」が上映されています。
セリフは一切ありません。
アニメーションと音楽と効果音で構成されています。
海外からのお客さんも一緒に、皆で笑ったりハラハラしたりして見ることが出来ます。

以前見た、「プロフェッショナル 仕事の流儀」プロローグ編で、10分強のアニメーション映画では考えられないほどの枚数を、しかも全て手で描くことにこだわって製作している宮崎駿氏の様子が放送されていました。これは是非見に行ってみようと思ったのですが、行って見てよかったです。

これがアニメーションだ!という圧倒的な技量、キャラクターの動きに脱帽です。
また、最後には、未来を感じる作品でした。


一緒に行った夫は「で、結局何が言いたかったんだろう」なんて言ってましたが、恐らくそういう見方は頭が凝り固まった大人の見方で、この作品はもっとほわ~っと観るものなんだと思います。単純に楽しかったです。

土星座の入場券には、過去のジブリ作品のフィルム(本物ではないと思いますが、よく分かりません)が挟まっています。私の入場券は、ポニョでした。台風の中、ホームでリサを待つ宗介のシーンだと思います。こういうちょっとした所も嬉しいですね。

2010年11月9日火曜日

自分の目で見て耳で聞くことも出来るだけ心がけよう | 池上彰さんに聞く!日本が国際貢献にお金をかける意味ってあるんですか?:日経ビジネスオンライン

池上彰さんに聞く! 日本が国際貢献にお金をかける意味ってあるんですか?:日経ビジネスオンライン

二つの国の現場を歩いて見て得た一つの教訓は、「その国がこれから発展するかどうかは、若者が本を読んでいるかどうかを見れば分かる」。

ベトナムの首都ホーチミンを訪れたのは真夏の一番暑い時期でした。お昼時になると、みんなお店や家に引っ込んでしまう。しーんと静まり返っている。どうせ昼寝でもしているのだろうとお店の裏を覗いたら、違いました。

 木陰で店番の若者が一心不乱に本を読んでいる。1店だけじゃない。それぞれの店の若者たちがみんな、昼休みを利用して読書にいそしんでいる。「すごいな、これは」と思いました。

 さらにその後、市街の大きな本屋に立ち寄ってみました。(中略)目の前で万引きした若者が捕まって大騒ぎになっていました。彼が何を万引きしたか? 

 英語の本なんです。お金はなくても勉強したくて万引きしたわけです。万引きはもちろんほめられる行為ではありませんが、そこまで本を読んで知識を吸収したい、というベトナムの若者たちの知的渇望を図らずも目の当たりにしたわけです。

現在のベトナムの経済成長は目をみはるものがある。そのバックボーンには、池上氏が実際に目にされた読書熱心な姿に見られるように、強い向上心、向学心、真面目さ、があるのだろう。

自分も常に知識を吸収することを怠らないようにしたい。


池上氏は日本の国際貢献の場を多く取材している。「日本の国際貢献はカネだけ」というのは大いなる誤解である、と語っている。

今回、国際貢献の現場を取材して、専門家にお会いして、現地の人々の声を聞いて、改めて思ったのは、「日本の国際貢献はカネだけ」というのは大いなる誤解である、ということです。

 むしろ実態は逆の場合が多い。少なくとも私が取材したスーダンやウガンダでは、日本の国際貢献はきっちり現地で機能していました。

 それでは、なぜ日本の国際貢献が目立たないのか? 欧米の活動のように華々しく報道されないのか? それは皮肉にも、日本の国際貢献のやり方が、最も現地にカスタマイズされた「理想的な方法」で進められているからです。

私がODAについて調べた時も、ODAが始まった経緯も含めて、利権構造などを書いた書籍は多かった。池上氏が指摘しているように「日本は金を(金だけを)出す」といったイメージを自然と持ってしまうような記述も多かった。

しかし、彼が現場を見て感じたのは、日本の支援が現地に即した形で行われていること、人材も投与していること、だったようだ。


自分が主権者として何かを正確に判断するには、テレビや新聞などでのニュース報道を見るだけでは情報が足りないということを、最近、強く感じる。

インディペンデントな個人や団体が発信しているネット上のコンテンツも含めて、積極的に自分で情報を探して取りに行かないといけない。

でもそれ以上に確かなことは、自分の目で見て耳で聞くことだろう。

現場へ行ってみることも、出来るだけ、心がけよう。

2010年11月5日金曜日

硫黄島からのご遺骨帰還プロジェクトは評価に値する。全てのご遺骨を収集する意欲で取り組んで欲しい。

私が、菅政権で唯一評価しているのは「硫黄島からの遺骨帰還のための特命チーム」を作り、ご遺骨の帰還について積極的に取り組んでいること。
硫黄島からの遺骨帰還のための特命チーム

麻生政権時代にご遺骨収集のための予算がつき、プロジェクトが進められているのだが、特に菅政権は前向きに進めている。

阿久津政務官など、チームメンバーが米国公文書館へ何度も足を運び、埋葬地(どれだけ”埋葬”という言葉がふさわしいのか怪しいが)を調べ、多くのご遺骨を発見している。

この事業をやり終えるには何年もかかるだろうが、途中でやめずに、今後も進めていって欲しいと強く願っている。

2010年10月21日木曜日

公聴会には社長だけでなくトヨタ一丸で出席していたのかもしれない | トヨタはリコールを乗り越えたか?:日経ビジネスオンライン

トヨタはリコールを乗り越えたか?:日経ビジネスオンライン

米国トヨタ自動車販売社長のジェームス・レンツ氏は、今年2月に米議会の公聴会へ出席したとき、背後に、社員やディーラーの気を感じたと語っている。

公聴会は、トヨタの命運がかかった、とても重要な場だったろう。多くの社員やディーラーがかたずをのんで見ていて、そんな彼らの気が公聴会に居る社長へ伝わったのかもしれない。


私は、全社一丸となって~なんて、アメリカの会社文化の中にはないのでは、と思っていた。
が、トヨタには彼らを束ねる価値観があるようだ。この記事の中で社長が語っていた、トップから社員まで同じ現場に立って課題に取り組んでいく「トヨタウェイ」というスピリットが、それなのかもしれない。


ディーラーの方が語った「オレはトヨタが好きなんだ」という言葉。
この言葉は作り手にとって何よりも嬉しいご褒美だろう。そんな言葉をもらうために、私は私のものづくりを頑張ろう。


それで結局、この公聴会で議論になった問題はどうなったのか。
どうやら多くの場合は運転ミスが原因だったようだ。

トヨタ急加速は大半運転ミス? 電子制御異常なし 米運輸省調査 - SankeiBiz(サンケイビズ)

58件のうち35件はブレーキが踏み込まれておらず、運転ミスの可能性が高いことを示している。5件からはデータを得ることができなかった。(・・・)急加速の原因は電子制御スロットル装置の異常ではないというトヨタの主張に沿った形といえそうだ。(・・・)NHTSAから、安全問題の対応をめぐり1637万5千ドルの民事制裁金の支払いを課された。

ええー!、結局、自分たちの主張が正しかったと結論づけられようとしているのに、1637万5千ドル(日本円で約14億円)も制裁金を支払い、リコールに対応して・・・。大変だったろう。

公聴会では、トヨタに対して「恥を知れ」と言った女性もいた。
「トヨタは恥を知れ」 急加速体験の女性、米公聴会で証言 写真3枚 国際ニュース : AFPBB News

でも、その方が売却したレクサスの新しいオーナーは、なんの問題もないと言っている。
米国 / 急加速したトヨタ車、その後はトラブルなし / The Wall Street Journal, Japan Online Edition - WSJ.com


人生には、本当に理不尽で「まさか」と思う事が起こることがあるのだろう。

でもトヨタはこの経験を教訓にして、来年からアメリカでは全車にブレーキ優先機能を標準装備し、さらに安全な車にしようとしている。
トヨタ、全車にブレーキ優先機能を標準装備 来年から米国で (産経新聞) - Yahoo!ニュース


がんばれ、トヨタ。

2010年10月18日月曜日

靖国神社へ初めて参拝する

日本人として一度は行かねばと思っていた靖国神社だが、先日ようやく参拝できた。

まず、大鳥居の大きさに驚いた。「空をつくよな大鳥居」と歌われていたそうだが、正にそのとおり。

沿道には銀杏の木が等間隔に並んでいた。銀杏が色づく11月下旬頃に靖国神社を訪れると、とても美しい風景が見られるだろう。

神門と第二鳥居の間の、上空がぽっかり空いた空間がとても清々しくて心地良かった。この日はちょうど快晴で、見上げると青く澄み渡った空が広がっていた。本当にここは清らかな空間で聖地なのだなと感じる。

土曜日だからか、参拝者が多かった。電車の時間を気にしてらっしゃる方もいて遠方からいらっしゃったのかもしれない。また、海外からいらっしゃった方も多く、ハングルや中国語、フランス語、英語など、いろんな言葉が聞こえた。靖国神社は日本人だけでなく海外の方も参拝するような大きな神社なのだなと感じる。


今月の社頭掲示は楠瀬益實命の「魂は永遠に生きる」だった。

「人類の幸福、世界の平和の礎のために之が最適の死に場所だ」

楠瀬殿が書き記された言葉は、自らの死が、祖国のみならず世界、人類の平和につながるようにと願ったものだと思う。繰り返し読む。


拝殿の脇には槍が立てられていた。

平和は自ら勝ち取るものだという意味なのか。それとも何かいわれがあるのだろうか。
祖国のために散っていった方々の冥福をお祈りし感謝を申し上げる場所という印象を靖国神社に持っていたので、こんなに大きな槍が拝殿前に立っていたのは、少し驚きだった。


拝殿へ参拝した後は、遊就館を見学する。

「御祭神の遺徳を尊び、また古来の武具などを展示する施設」として構想された遊就館。だからからか、鎧兜、日本刀、弓矢、大砲、零式艦上戦闘機、人間魚雷回天に到るまで多くの武器が展示されていた。

遊就館の展示や置かれている配布物で気になったのは、大東亜戦争初期などで「赫々(かくかく)たる戦果をあげた」という記述だ。

赫々たる戦果は英語で表現すると、win a glorious victoryとでも言うか、つまりgloriousでbrilliantな成果という意味だ。

更に、それだけ成果があったということは、その裏には当然命を落とした敵軍の方が多くいるということだろう。

国のために散っていかれた御霊に祈りを捧げる靖国神社に併設されている施設として、ふさわしい記述なのか気になった。


遊就館は予想以上に展示フロアが広くて、2時間ほど見て回ったが、最後は駆け足になってしまった。

遊就館に行きたかったのは、祖国、つまりは今ある私達を守るために、大東亜戦争や支那事変などで亡くなった方々のお写真やお手紙を拝見するなどして、彼らに会いに行くことだった。だが、それらは最後の方に展示してあり、残念ながらじっくり見る時間がなかった。

次の機会にはもっと時間を作って、じっくり拝見したいと思う。

2010年9月30日木曜日

日本は技術力もイノベーション力も高いのだ | レアアース不要のモーター=エコカーのコスト低減―NEDOなど開発(時事通信)

レアアース不要のモーター=エコカーのコスト低減―NEDOなど開発 (時事通信) - Yahoo!ニュース

独立行政法人の新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO) と北海道大学が、レアアースを使わずに、現在と同じ馬力が出せるモーターを開発したそうだ。素晴らしい!

HVや電気自動車(EV)に搭載されるモーターを回転させる磁石には現在、レアアースの一種であるネオジウムが使用されている。NEDOなどは今回、レアアースを使わず、安価で入手しやすく、酸化鉄を主成分とするフェライト磁石を採用。フェライト磁石はネオジウムを使った場合よりも磁力で劣るため、高い馬力が出ない弱点があったが、モーターの構造を根本的に変えることで同等の馬力を出せるようにした。

レアアースは中国によって事実上禁輸状態にある。中国だからというのではなく、ひとつの国に過剰に依存することがいかに危ういかを、中国の対応はよく教えてくれた。

今回のNEDOと北大の開発のように、レアアースに依存しなくても製造できる環境が整えば、日本はより自由に自国の意思決定が行えるようになる。

また、省資源でエコカーが製造できるようになると、値段も下がるだろうし、普及も広まるだろう。素晴らしい。

さらに、開発のポイントがモーターの構造を根本的に変えることにあったとは、とてもイノベーティブだ。


半年ほど前に米経済誌フォーブスが発表した「2010年の世界有力企業番付」。あくまでもフォーブス誌だけの見方だが、100位以内の日本勢は前年の11社から3社へ大幅に減っていた。
モノづくり関連ニュース@2ch:【ランキング】『世界企業番付』(米誌Forbes)、日本勢ではNTTの41位が最高、トヨタは3位から360位に [04/22] - livedoor Blog(ブログ)

私は日本の製造業は強いというイメージを持っていたが、100位以内に入っている日本の製造業の企業はホンダだけだった。日本は製造業が強いのか、モノづくりの国なのか、少し疑問を持っていた。

しかし今回のNEDOと北大の開発は、日本の中には技術力も問題を解決していく発想力もまだまだあるぞ、と示してくれたように感じる。自信と勇気を与えてくれた彼らの努力に感謝したい。


調べてみると、イギリスの経済週刊誌団体であるEconomist Intelligence Unit(EIG) が2009年4月に作成した世界の”イノベーション力”ランキングでは、日本はトップだ。しかも2002年のデータからトップだ。
A new ranking of the world's most innovative countries(PDF)

新しい技術の発明だけではなく、新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造する力も日本は持っているぞ、とこのデータは言っている。

ひとりひとりが今できる範囲の中で、日々イノベーティブに活動すればいいのだ。日本の潜在パワーはまだまだ秘められている。

2010年1月29日金曜日

絵文字が開いてしまった「パンドラの箱」第6回--Google・Apple提案とそのシナリオ:コラム - CNET Japan

絵文字が開いてしまった「パンドラの箱」第6回--Google・Apple提案とそのシナリオ:コラム - CNET Japan

日本の絵文字、昔はキャリア互換も無く、文字化けしたり違う文字に変換されたり、大変だった。

キャリア同士では互換性が持たれるようになったが、
日本だけでなく世界で使えるようにUnicodeに加えようと、Googleが呼び掛けをしていた。

そこまではトラッキングしていたが、今、この話について、上記の記事にあるように白熱した議論が展開されているらしい。

しかし、現在の絵文字→Google・Apple提案 vs アイルランド・ドイツ提案→会議の結果、と見ていくと、だんだんと絵文字がカワイクなくなっていっているように感じる。癖やアクがなくなり、シンボルとして単純化されている。これが、ユニバーサルになるということか。

確かに、国際標準とするのであれば、特定の文化圏でしか通用しない概念を表すものは相応しくない。でも、それではもともと絵文字が持っていたチャーミングさがなくなってしまう。

結局、Unicodeに含まれたとして、現在の絵文字のように頻繁に使われるのだろうか。

2010年1月26日火曜日

写真で解説する「Xperia」(POBox Touch編) - ITmedia +D モバイル

写真で解説する「Xperia」(POBox Touch編) (1/2) - ITmedia +D モバイル

Xperiaの日本語入力システム「POBox Touch 1.0」が素晴らしいようだ。

特に、文字を入力していくと次の入力候補の優先順位で、キー幅が広がるというアイデアが素晴らしい。
写真で解説する「Xperia」(POBox Touch編
「A」を入力して「あ」を確定したあと、「S」を入力すると、その後に絶対入力されることがない「W」「P」「S」などが画面から消え、その隣の母音のキーが大きくなる。また、そのほかのキーも表示が薄くなり、本来入力すべきキーが見つけやすくなっている。母音キーの拡張は適宜行われるため、「E」キーなどはその時々で広がる方向が異なっていたりする

WEBのインターフェースとして、選択肢を選んでいくとどんどん次の選択肢が狭められていくというものは多いが、そのアイデアがキーボードのデザインに応用されていることに驚いた。

その他、日本語入力として必要ない「q」があらかじめ無い点や、[→]キーを押すと同じ文字を入力できる「つづけて入力」というアイデアも素晴らしい。

モバイル環境では時間が無いことが多いし、いくら広くなったとはいえPCほどリッチな画面もまだスマートフォンにはない。
必要なものだけを強調してわかりやすくユーザーに表示しようと工夫するスピリッツは見習いたい。

2009年10月26日月曜日

空援隊を「知ってしまった」ということ

気迫で実現したご遺骨の帰還:野口 健(アルピニスト)(1)

アルピニストの野口健さんが日本に帰還できていないご遺骨を収集する活動をなさっていることは知っていたが、これほど過酷なものとは知らなかった。というか、活動をしてらっしゃることは知っていても、それがどれほど根気も、精神力も、資金も、政治的な交渉も必要なしんどい活動なのか、その実態を全く知らなかった。登山家なのになんでそのような活動をされてるんだろう、と素朴に疑問に思っていた程度だった。

でも彼の記事を読むと、彼がこの活動を行う決意や衝動のようなものを知ることが出来る。大仰な大義を振りかざすのはなく、正直な言葉で淡々と、しかし力強く。

一番印象に残ったのは彼がなぜこの活動を続けるのかという問に対する答えの部分。


日々いろんな情報や人や出来事に出会う。中には、自分が何か出来ることはないか、考えこんでしまうものもある。でも「知ってしまって」おきながら、自分の背中にはまだそれが背負えないだろうという結論にいたることが多く、罪悪感を感じる時も。

いっそ、知らなければよかったと思ったり、知ることを怖がって新しいものに出会うことを避けようとしたりも。

知ってしまったそのことに正面から向き合い格闘している彼の姿はすごいですね。尊敬します。

自分も彼の活動を知って、何かできることはないか考えて、空援隊に寄付をしました。これからも定期的に行うつもりです。
三菱東京UFJ銀行 京都支店  普通口座 6816051  口座名 トクヒ)クウエンタイ


いろんなものを背負える人間になりたいなぁ~~~!!!!

2009年10月23日金曜日

オロチのレンタル興味あり!

以前深夜TVで目にしてから気になっていたオロチ。
それがレンタルできるようになっていたそうだ。値段は1泊2日で3万5千円から。
検索・急上昇:光岡 ヒミコ - 毎日jp(毎日新聞)
光岡自動車 ミツオカ・レンタカープラン

不況の影響などで車を売るのが難しくなっている状況を考えると、とてもいいアイデアだと思います。
自分でも今度申し込んでみたいなと(^^)。

ただ、年内は既に予約いっぱいで来年1月からの利用申し込みが11月1日からできるようになるそうです。
(株)光岡自動車 『大蛇』(オロチ)、『卑弥呼』(ヒミコ)レンタカー予約状況について(PDF)

国産のスポーツカーを赤字覚悟で出す!という社長の覚悟で作られたとデザイナーの方がTVでおっしゃってましたが、車も魅力的ですが、それ以上にそういうストーリーに惹かれるのだと思います。

テレ朝のサンデープロジェクトで以前放送された、マツダのRX-8のロータリーエンジンを開発するのに開発者がどんだけ苦労したかとか、日産のフェアレディZの起死回生の話も印象に残っています。

でも、特にこのオロチを出している光岡自動車は富山県富山市の従業員600人未満の会社で、ワンアンドオンリーのものを創っている。その気概に共感します。

オロチのページのFlashもとてもいいです。 大抵こういうものはカッコばかりになりがちですが、そうじゃない。使われている写真の一つ一つに、この車がどんなに素敵か伝えたい!という写真家の愛情を感じます。オロチを十分理解した上で構成されているな、と。神社の境内にオロチを置いて撮影したり、発想もいいですね。

BGMもいい。その名も「大蛇伝説」。マジカッケェー。スクリーンセーバーにしたいくらいです。

頑張れ、光岡自動車!自分もがんばるぞ、と。