2010年10月18日月曜日

靖国神社へ初めて参拝する

日本人として一度は行かねばと思っていた靖国神社だが、先日ようやく参拝できた。

まず、大鳥居の大きさに驚いた。「空をつくよな大鳥居」と歌われていたそうだが、正にそのとおり。

沿道には銀杏の木が等間隔に並んでいた。銀杏が色づく11月下旬頃に靖国神社を訪れると、とても美しい風景が見られるだろう。

神門と第二鳥居の間の、上空がぽっかり空いた空間がとても清々しくて心地良かった。この日はちょうど快晴で、見上げると青く澄み渡った空が広がっていた。本当にここは清らかな空間で聖地なのだなと感じる。

土曜日だからか、参拝者が多かった。電車の時間を気にしてらっしゃる方もいて遠方からいらっしゃったのかもしれない。また、海外からいらっしゃった方も多く、ハングルや中国語、フランス語、英語など、いろんな言葉が聞こえた。靖国神社は日本人だけでなく海外の方も参拝するような大きな神社なのだなと感じる。


今月の社頭掲示は楠瀬益實命の「魂は永遠に生きる」だった。

「人類の幸福、世界の平和の礎のために之が最適の死に場所だ」

楠瀬殿が書き記された言葉は、自らの死が、祖国のみならず世界、人類の平和につながるようにと願ったものだと思う。繰り返し読む。


拝殿の脇には槍が立てられていた。

平和は自ら勝ち取るものだという意味なのか。それとも何かいわれがあるのだろうか。
祖国のために散っていった方々の冥福をお祈りし感謝を申し上げる場所という印象を靖国神社に持っていたので、こんなに大きな槍が拝殿前に立っていたのは、少し驚きだった。


拝殿へ参拝した後は、遊就館を見学する。

「御祭神の遺徳を尊び、また古来の武具などを展示する施設」として構想された遊就館。だからからか、鎧兜、日本刀、弓矢、大砲、零式艦上戦闘機、人間魚雷回天に到るまで多くの武器が展示されていた。

遊就館の展示や置かれている配布物で気になったのは、大東亜戦争初期などで「赫々(かくかく)たる戦果をあげた」という記述だ。

赫々たる戦果は英語で表現すると、win a glorious victoryとでも言うか、つまりgloriousでbrilliantな成果という意味だ。

更に、それだけ成果があったということは、その裏には当然命を落とした敵軍の方が多くいるということだろう。

国のために散っていかれた御霊に祈りを捧げる靖国神社に併設されている施設として、ふさわしい記述なのか気になった。


遊就館は予想以上に展示フロアが広くて、2時間ほど見て回ったが、最後は駆け足になってしまった。

遊就館に行きたかったのは、祖国、つまりは今ある私達を守るために、大東亜戦争や支那事変などで亡くなった方々のお写真やお手紙を拝見するなどして、彼らに会いに行くことだった。だが、それらは最後の方に展示してあり、残念ながらじっくり見る時間がなかった。

次の機会にはもっと時間を作って、じっくり拝見したいと思う。