2010年9月30日木曜日

日本は技術力もイノベーション力も高いのだ | レアアース不要のモーター=エコカーのコスト低減―NEDOなど開発(時事通信)

レアアース不要のモーター=エコカーのコスト低減―NEDOなど開発 (時事通信) - Yahoo!ニュース

独立行政法人の新エネルギー・産業技術開発機構(NEDO) と北海道大学が、レアアースを使わずに、現在と同じ馬力が出せるモーターを開発したそうだ。素晴らしい!

HVや電気自動車(EV)に搭載されるモーターを回転させる磁石には現在、レアアースの一種であるネオジウムが使用されている。NEDOなどは今回、レアアースを使わず、安価で入手しやすく、酸化鉄を主成分とするフェライト磁石を採用。フェライト磁石はネオジウムを使った場合よりも磁力で劣るため、高い馬力が出ない弱点があったが、モーターの構造を根本的に変えることで同等の馬力を出せるようにした。

レアアースは中国によって事実上禁輸状態にある。中国だからというのではなく、ひとつの国に過剰に依存することがいかに危ういかを、中国の対応はよく教えてくれた。

今回のNEDOと北大の開発のように、レアアースに依存しなくても製造できる環境が整えば、日本はより自由に自国の意思決定が行えるようになる。

また、省資源でエコカーが製造できるようになると、値段も下がるだろうし、普及も広まるだろう。素晴らしい。

さらに、開発のポイントがモーターの構造を根本的に変えることにあったとは、とてもイノベーティブだ。


半年ほど前に米経済誌フォーブスが発表した「2010年の世界有力企業番付」。あくまでもフォーブス誌だけの見方だが、100位以内の日本勢は前年の11社から3社へ大幅に減っていた。
モノづくり関連ニュース@2ch:【ランキング】『世界企業番付』(米誌Forbes)、日本勢ではNTTの41位が最高、トヨタは3位から360位に [04/22] - livedoor Blog(ブログ)

私は日本の製造業は強いというイメージを持っていたが、100位以内に入っている日本の製造業の企業はホンダだけだった。日本は製造業が強いのか、モノづくりの国なのか、少し疑問を持っていた。

しかし今回のNEDOと北大の開発は、日本の中には技術力も問題を解決していく発想力もまだまだあるぞ、と示してくれたように感じる。自信と勇気を与えてくれた彼らの努力に感謝したい。


調べてみると、イギリスの経済週刊誌団体であるEconomist Intelligence Unit(EIG) が2009年4月に作成した世界の”イノベーション力”ランキングでは、日本はトップだ。しかも2002年のデータからトップだ。
A new ranking of the world's most innovative countries(PDF)

新しい技術の発明だけではなく、新しいアイデアから社会的意義のある新たな価値を創造する力も日本は持っているぞ、とこのデータは言っている。

ひとりひとりが今できる範囲の中で、日々イノベーティブに活動すればいいのだ。日本の潜在パワーはまだまだ秘められている。

2010年9月29日水曜日

ケニアでも Android Market 開設

Android Market comes to Kenya | AfricaBusiness.com

アフリカのケニアでもAndroid Marketが使えるようになったようだ。登録・ダウンロードできるのは無料のアプリケーションだけなのか、有料のものも含むのかまでは分からない。

ケニアでのAndroid Market開設にあわせて、gKenyaが開かれた。その模様をTim BrayさんがAndroid Developer Blogにアップしていた。

Android Developers Blog: Reflections on G-Kenya
While most Kenyans own feature phones, those mobiles are already used as much more than simple phones. Mobile payments are already common, and cheap data plans mean that many people access the Internet exclusively through mobile handsets.

ケニアの多くの人々は機能的な携帯を使っているようだ。モバイル決済は既に常識で、データプランも安く、多くの人々はモバイル機器を通してインターネットを使っているとのこと。

モバイル決済が常識となるほど、ケニアでモバイル機器が普及しているとは思わなかった。

Tim Brayさんの写真を見ると、初日のStudents Dayで、多くの学生が熱心に講演を聞いている様子が分かる。熱気が伝わってくるようだ。

自分の国を自分で守るために速やかに憲法審査会を設置して憲法改正の準備を進めよう

時事ドットコム:尖閣への安保発言に「あいまいさ」=国務長官、防衛明示せず-米専門家
米保守系シンクタンク、アメリカン・エンタープライズ政策研究所(AEI)のマイケル・オースリン日本部長は28日、ワシントン市内で開かれた東アジア関係のセミナーで、クリントン国務長官らが尖閣諸島は日米安全保障条約の適用対象との考えを示したことについて、同諸島防衛の意思を明示したわけではなく「戦略的なあいまいさ」を残しているとの見解を示した。

クリントン国務長官による「尖閣諸島は日米安全保障条約の適用対象」という発言について、前原外務大臣はよくその発言を引き出したという報道が目立った。

「守ってくれるって。よかったね」と喜んでいるようで複雑な気持ちだったが、同時に、条約の対象ということと、守るということはイコールではないのではないかと感じていた。

アメリカでも、あのクリントン国務長官の発言は防衛の意思を明示したわけではないという見方があるようだ。


では、尖閣諸島での緊張が今よりもっと高まったとして、もしアメリカが中国との関係に配慮して、具体的な行動を示さなかった場合はどうなるのか。

日本は、アメリカ一辺倒ではなく、自分の国を自分で守ることができるように、防衛力だけでなく攻撃力も備えておくべきではないだろうか。

そのためにはまず、憲法9条の改正が必要だ。


日本国憲法第9条 - Wikipedia
1. 日本国民は、正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し、国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する。

2. 前項の目的を達するため、陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国の交戦権は、これを認めない。

武力の行使だけでなく威嚇もだめという現行の内容は、国民の安全を守るという国としての当然の義務を放棄しているに等しい。改正に向けて、本格的な議論を行なうべきだ。


ちょうど今年の5月に、国民投票法が施行された。国民投票法について、総務省のページによくまとめられている。
総務省|国民投票制度

国民投票法は両院に憲法審査会を作って具体的な改正原案を審議するように定めている。国民投票法が出来てから施行されるまで3年あったが、その間、全く準備が出来ていなかった。

今からでも、速やかに審査会を作り、どうやって日本の国土と国民を守るのか、本格的な議論を行なおう。議員だけでなく、メディア、国民も総出で議論をしよう。

これも、今日本ができることの一つではないだろうか。

2010年9月28日火曜日

中国人船長釈放で感じた敗戦感。それでもなお、自分に何が出来るか考える。

沖縄県の尖閣諸島沖で海上保安庁の巡視船に衝突してきた中国漁船船長が25日未明、処分保留のまま釈放された。

この報道を聞いたとき、65年前、敗戦を告げる昭和天皇の玉音放送を、膝をついて悔しさで震えるように聞いている人々の映像を思い出した。

戦後生まれで前の戦争を実際に体験していない自分にとっては、戦争に負けた時の悔しさ、情けなさ、屈辱とはこういう感覚だったのかと、初めてリアルに実感できた。

あまりの悔しさに、釈放のニュースを聞いたときには、涙が止まらなかった。


尖閣諸島が日本の領土であることは明白だ。

明治時代になるが、1885年から1895年まで日本政府は尖閣諸島の領有状況を調査して、いずれの国にも属していない事を慎重に確認した上で、閣議決定の後1895年に尖閣諸島を沖縄県に編入。その後、日本が戦争に敗れてからはアメリカの管理下に置かれ、1972年の沖縄返還で尖閣諸島は日本領土へ復帰した。

台湾と中国が尖閣諸島への領有権を主張し始めたのは1971年から。1969・1970年に国連が行った海洋調査で尖閣諸島に豊富な石油埋蔵量があることが分かってからだ。
尖閣諸島領有権問題 - Wikipedia


中国は東シナ海だけでなく、南シナ海でも、周辺の東南アジア諸国と緊張を高めている。
中国、南シナ海は「核心的利益」| 国内 | Reuters

日本はインドネシアやベトナムなどの東南アジア諸国及びアメリカと連携を深めて、中国が膨張しようとするならば、その膨張を共同で封じ込めるような動きを取らないといけない。そのためにも、今回、日本が法律に則って毅然と対応をしていく姿を他のアジア諸国に見せる必要がある。中国の攻勢に絶対に屈してはいけない。

と、考えていたのに、日本政府はあっさり圧力に屈してしまった。その姿は、日本国民だけでなく、アジア諸国にも失望感を与えただろう。

今、これらの国々に向けて日本政府からどんな言葉が発せられても、虚しいだけかもしれない。もはや日本は伝わる言葉を持っていないのではないかと、悲しい気持ちでいっぱいになる。


しかし、ただ虚しく悲しくしていても問題は解決しない。

ロシアもこの機に乗じて北方領土で動きを見せ始めている。このままだとどんどん日本が小さくなってしまい、幕末に龍馬達が憂いたように「日本がなくなってしまう」ことになりかねない。
北方領土初訪問か=29日、択捉島と国後島―ロ大統領 (時事通信) - Yahoo!ニュース


自分は何ができるか考えた。

まず自分の意見をもつこと、述べることだろう。そして、多くの日本国民が自分の意見をネットであれ、リアルワールドであれ、出来る範囲で表明すべきだ。そうすれば、次第に世論となって、政権を揺さぶるものになるはずだ。

自分が日本政府に求めるのは以下の行動だ。


1. 釈放に至った経緯を明らかにすること
誰が、いつ、どのような理由で釈放を決定したのか、建前論ではなく、正確な事実経緯が知りたい。まずは事実を明らかにすべきだ。

2. 衝突時のビデオを公開して非が中国漁船にあることを内外に明らかにすること
公判の証拠物件はうんぬんなど言っている場合ではない。今日本政府に必要なのはアピール力だ。自分に非がないのであれば堂々とそれを国民にも海外にも証明すべきだ。逮捕に至るほど悪質だったというその行為を今は聞いているだけだ。映像を公開して国民全員で共有すべきだ。

3. レアアースが事実上禁輸状態にあることをWTOに提訴すること
中国商務省は否定しているが、禁輸状態にあるのか調査し、証拠を集め、事実であればWTOに提訴すべきだ。あくまでも法律に則って違反しているのであれば違反していると声を上げるまでのこと。

4. 4人の邦人が拘束された証拠を求めること。粘り強く彼らの奪還を交渉すること
最も気になるのは拘束されている方々とそのご家族のことだ。拘束理由や証拠を明らかにするよう、中国側に求めよう。丹羽大使を一時帰国させ、国会で話を聞くのも一つの方法だ。

5. 胆をくくること

胆をくくるとは、拳銃を弾くことではなく、
「弾くぞ」
という決意をし、その決意を以て相手を怯ますということなのである。

向谷 匡史さんが書かれた『ヤクザ式ビジネスの「かけひき」で絶対に負けない技術』によると、このように、胆をくくると言うことが定義されている。そして、決して腹の底を見透かされてはいけないと。

また、空手の組み手で最初に教えることは「退がるな」というひと言だとも。

「前に出ろ、前に出て負けよ」ー口やかましくそう教えるのだ。
ヤクザは、掛け合い(交渉)で決して引かない。
退がらない。
一歩退がれば、相手は一歩出てくる。一歩譲れば、二歩目の譲歩を迫られる。二歩が三歩に、三歩が四歩に、そして最後は蹴散らされる。
だから一歩も退がらない。前に出る。

今、日本政府及び国民に必要なのは、このような交渉のかけひき力ではないだろうか。

要は決意の力だ。
だから私も決意をしようと思う。日本に非がないことを信じ、胆をくくって退かないことを決意する。
日本政府も胆をくくった対応をして欲しい。

もし、民主党政権が胆をくくった対応が出来ないのであれば、政権を返上してもらうまでだ。

国防は政治の基礎だ。国土が守られ、国民の安全が守られた上でこそ、毎日の生活が成り立つ。

日本は民主主義の国だ。もし現政権が胆をくくった対応が出来ないのであれば、国民主権に則って、日本の国防をどのように維持するか、日本国民の意見を問うべく総選挙をすべきだろう。

2010年9月23日木曜日

B-1グランプリの歩き方。極意は行列の回転率の見極めにあり。

先週末の18・19日に地元、神奈川県厚木市で開催されたB-1グランプリ第5回大会へ行ってきました。

本厚木駅から会場に向かって、人がどんどん吸い込まれるように流れていたので、人出がすごいだろうなと予想していましたが、予想以上!

B-1での食事の仕方は、食事チケットと言われる前売り券を会場で購入して、料理をもらう時にその金額分のチケットをお店に渡すという仕組み。なので、まずはなによりその食事チケットを買うことが必要。

でも、それすら既に行列orz。

ようやく会場内に入れても、で、どこでチケット買うの?と右往左往している方も結構いらっしゃいました。

これだけ会場が混雑していると、普通ののぼりでは役に立ちません。運営側は戦国時代さながら、ここがポイントだぞ!と高~くのぼりを掲げる必要があるなと思いました。チケットを買うところやゴミ捨て場、迷子預かりの本部など。

やっとチケットを買い終わり、いざ並んで食べようと思っても、一時間待ち、二時間待ちは当たり前。行列が並びすぎて行列に並ぶことそのものを制限するお店も。



最初に並んだのは北海道富良野市の「富良野オムカレー」でした。なんと2時間待ち!途中何度もリタイアする衝動に駆られましたが、なんとか己に打ち勝ちました。ク~(>_<)。その勝利の味は特別でした。カレールーだけでなく、プチプチのトマトやお米も美味しかったです。



オムカレー後は隣のブースだった岡山県真庭市の「ひるぜん焼そば」を頂きました。正直見た目はあまりぱっとしませんが(^^;)、山椒をかけた焼きそばの味は美味でした。極上かしわ肉がいい味を出していました。



また、秋田県仙北市の「あいがけ神代カレー」。黄色いバッグを会場で配ってらっしゃいましたが、役に立ちましたし、宣伝効果としても良かったと思います。多くの人が神代カレーのバッグを背負ってました(^^)。

神代カレーのキャラクター、カレンジャー。看板の右側で、トラクターに乗っているのもカレンジャーです。こういう細かいところが好きですね。



第二会場は厚木野球場で。いやあ、こっちはこっちでやっぱり人が多かった!



汗だくで230人分のキムチ鍋を一気に作っているのは岐阜県各務原市の「各務原キムチ鍋」。第3回大会で3位になっただけあり、客を待たせず、スタッフの動きも効率的に見えました。いや~、暑い中お疲れ様でした。



岩手県北上市の「北上コロッケ」。北上調理師会の人たちが北上には何も特産がないということで、町おこしとして考えられたコロッケだとのこと。箱に貼ってあるシールも手作り感があって好感が持てます。名産は、創りだすものなのかもしれませんね。



北上コロッケの隣のブースだった岡山県津山市の「津山ホルモンうどん」。ここも回転率が高かったですね。スタッフの動きに無駄がない。だから早く料理が出せる。そうすると多くのお客さんに食べて評価してもらえる。正に好循環です。



そして、どの会場でも目にしたものが2つ。まずは厚木名物となった「シロコロ・ホルモン」。シロコロ・ホルモン探検隊の方々が広めてくださった厚木のシロコロ・ホルモンも、今や全国レベルで知られるようになりました。この日はどこの会場でも長蛇の列で、暑い中、一生懸命焼いてらっしゃいました。本当に感謝です。



二つ目は「横手やきそバンド」。どこの会場でも彼らのパフォーマンスを目にしたので、まるで一緒に会場を移動しているようでした。今でも耳に残っています。「横手やきそば~」♪。厚木市は秋田県横手市と友好都市ですが、今回、更に親近感が増しました(^-^)。


< B-1の歩き方 >

今回、B-1グランプリを初体験して痛感したのは、「回転率 > おいしさ」。つまり食べる側としては、いかにおいしくても、待ち時間が短いことの方が価値として上回るということ。

会場は10時から16時までと時間制限があり、また、ブースによっては予定量を消化してしまって売り切れになることもあります。

あくまでも「大会」なので、メインイベントは食べて評価することだとしたら、多くの団体を回って少しずつでも食べて評価をしたい。1つのブースに長時間並ぶことはできるだけ避けたい。

そうすると、食べる側としては以下の点に注目するとよいでしょう。

  1. 食事を作っているスタッフの数が多いこと
  2. 食事を作っているスタッフが効率的に動いていること
  3. 行列が滞りなく流動していること
  4. 行列を整理しているスタッフが「只今○分待ちです」と具体的に待ち時間を言ってくれること
  5. 行列が発生しても、客を飽きさせないような工夫をしていること(うちわで扇ぐ、差し入れをする、余興で楽しませるなど)

今回、上位になったグループは、以上の点がとてもよく出来ていました。

1位になった山梨県甲府市の「甲府鳥もつ煮」。回転率は高かったのですが、人気で行列が出来ていました。その時も「今25分待ちです」とスタッフが声だししていましたね。そして、ここは行列を飽きさせないように、踊ったり、コントっぽいものをやったり、凄く工夫されていました。また、そういうことをやると傍から見ても目立つんです。宣伝効果も高かったと思います。

そして2位になった岡山県真庭市の「ひるぜん焼そば」。上でも紹介しましたが、ここは本当によくマネージメントされていました。誰かプロジェクトマネージャーがいるのかと思うくらい。

まず、スタッフが多い。そして誰もぼーっとしていない。みんなチャカチャカと有機的に動いている。だから関心するほど回転率が高い!


並んだのはたった5分ほどで、ほとんど並ばずに食べることが出来ましたが、その間も岡山名産の「ピオーネ」や「蒜山(こう書いてひるぜんとよぶんですね)ジャージーサブレ」を配ったり、心配りがされていました。そういったところにお客さんは喜んで、2位という結果も出たんだと思います。


次回は兵庫県姫路市で第6回大会が開かれるようです。今度行かれる方は、上記の注意点を参考になさってください(^-^)。


帰り際、駅前に「ありがとうございました」の垂れ幕が掛かっていることに気づきました。ということは逆から見ると、やっぱり「ようこそ!あつぎへ」。こういうちょっとしたおもてなし感がいいですね。


各会場で多くのボランティアさんがゴミを集めたり、お客さんを誘導したりしてらっしゃいました。今回の人出は主催者発表で43万5000人だとのことですが、これだけ多くの方々をもてなせたのも、こういったボランティアさんや厚木警察の方々のおかげですね。皆様に感謝です!

2010年9月17日金曜日

引用が認められる条件とは。Creative Commonsライセンスもブログに追加してみる

前の記事「何かをやり続けるということはいかに孤独に耐えられるかということだ | 集中力と持続力 - 丸山茂雄の丸山ワクチンでがん治療・がん予防」で、丸山さんのブログ記事を引用する際に、共感する文章が多くて、あれもこれも引用したくなって困った。

それで、他の方の文章を引用するにはどういった決まりごとがあるのか、改めて確認する。

琴線探査: ブログで書籍の要約をしたい

この中の、『「引用」が認められる条件』は、これからも何度か見返すことになると思うので、まさに引用しておこう。

「引用」が認められる条件

1. すでに公表されている著作物
2. 「公正な慣行」に合致
3. 報道、批評、研究などの引用の目的上、「正当な範囲内」
4. 引用部分とそれ以外の部分の「主従関係」が明確
5. カギカッコなどにより、引用部分が明確
6. 引用を行なう「必然性」がある
7. 「出所の明示」がある

(注)文化庁編著「著作権法入門」を参考に作成


特に重要な点は、引用する必然性があることと、引用部分とそれ以外の自分が考えた部分の主従関係が出来ていることだろう。

やたらめったら引用して、引用しかないじゃない、というのは引用マナーとして適当ではない。

要は、リスペクトの精神だと思う。

例えばCreativeCommonsなどのような、より分かりやすく、使いやすいルールが必要だ。

もし新聞記事にCreativeCommonsのBYのみのライセンスが明示されていれば、主従のバランスだのなんだのと考えずに、とにかく「by 日経」などと書けば良い事になる。これくらいの単純さがあると助かるのだが。。。


自分の文章を、もし他の方が引用したいと思ったときに、それがウェルカムであることが分かってもらえるように、このブログサイトにもCreative Commonsライセンス情報(以下、CC情報)を入れることにした。

CC情報をサイトに明記するには、クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのトップページから、CCライセンス付与をクリックしてコードを作成し、コピーするのが楽だ。

私は「by おおつかみさほ」と明記してもらえれば、改変されても、公開されても構わないし、商売に使われても構わない。自分のコンテンツを利用した方に、CC情報を継承させるつもりもない。なので、「表示」ライセンスを指定して、単にBY表示してもらえればよいことにした。


クリエイティブ・コモンズ・ライセンス
このサイトのコンテンツは Creative Commons 表示 2.1 日本 License の下で公開されています。
<a rel="license" href="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/"><img alt="クリエイティブ・コモンズ・ライセンス" style="border-width:0" src="http://i.creativecommons.org/l/by/2.1/jp/88x31.png" /></a><br />このサイトのコンテンツは <a rel="license" href="http://creativecommons.org/licenses/by/2.1/jp/">Creative Commons 表示 2.1 日本 License</a> の下で公開されています。


それにしても、CCライセンス付与のページにはいくつか難点がある。
  1. バージョン3.0の国があるが、まだ日本は2.1なのか
  2. クリエイティブ・コモンズ・ジャパンのページなのにページ説明が英語混じりなのは敷居が高いのではないか
  3. CC情報自体は指定項目が少なくてシンプルなのだが、指定項目の意味をもう少し分かりやすく伝えないと、この項目を指定することで何を決めているのか、ユーザーには分かりにくいのではないか

こういうこと許したいですか?許したくないですか?と、具体的なシチュエーションを提示しないと、イメージしづらい。

根本的に、サイト自体から、これを伝えたい、広めたいという熱を感じないということなのかもしれない。
誰かが熱心に気を配っているサイトには、熱があって、デザインなどが多少イケてなくても、日々改善された結果練り上げられた言葉や伝える工夫が施されているものだ。

人のサービスを見て我がサービス直せ。教訓、教訓。

何かをやり続けるということはいかに孤独に耐えられるかということだ | 集中力と持続力 - 丸山茂雄の丸山ワクチンでがん治療・がん予防

mF247主宰の丸山茂雄さん。
彼のブログで、とても印象に残った言葉があったので引用させてもらいます。

新しいことをやろうとするには

一人で始めるか ごく少人数で始めるのが正しいのです。



一人で始めるか 少人数で始めるということは 当然進行は遅くなりますから

時間はかかるわけです。

(中略)

結果が直ぐにでないことをやり続けるということの困難は想像を絶しています。

やり続ける力を持続力といいます。持続とは 孤独の別名かもしれません。


がん治療中の丸山さん。
その彼の中から出てくる言葉は、シンプルなのだけどリアルで、重くて、迫ってくるものがあります。

何かしらものをつくる作る仕事をしている人は、共感できる言葉が多いと思います。

私も、新しくサービスを立ち上げたり、アプリケーションを作ったり、という日々の行いの中でモヤモヤっと感じていることが、ぽんと、クリアに表現されているような気がしました。「そうだよね、そうなんだよね」という感じです。

直ぐに結果は出ないのは当たり前と思っていても、想定していたよりも結果がでないと焦ったり迷ったり。
でも、先がはっきりと見えないその先に向かって進むことをやめない力、それが大切なのだと改めて実感しました。

グッと来ました。

2010年9月16日木曜日

BloggerにTwitter公式ツイートボタンとGoogle Buzz投稿ボタンとFacebookのいいね!ボタンを設置する

Bloggerにツイートボタンなどを設置する際に気をつけなくてはいけないのは、インデックスページで、インデックスページのツイートになるのではなく、各ブログエントリーのツイートにならなくてはいけないことだ。

1. Twitterの公式ツイートボタン

Twitterの公式ツイートボタンのコードをBloggerのテンプレートページに貼り付ける際には、data-text属性とdata-url属性の設定が必要だ。
<a class="twitter-share-button" data-count="horizontal" data-lang="ja" data-via="Twitterのアカウント名" expr:data-text='data:title + ": "+ data:post.title' expr:data-url="data:post.url" href="http://twitter.com/share">Tweet</a>
<script src="http://platform.twitter.com/widgets.js" type="text/javascript"></script>
expr:data-text='data:title + ": "+ data:post.title'
「ツイートする」ボタンがクリックされたときに、インデックスページのタイトルではなく、「ブログタイトル: ブログエントリーのタイトル」が反映されるようになる。

expr:data-url="data:post.url"
「ツイートする」ボタンがクリックされたときに、インデックスページのURLではなく、ブログエントリーのURLが反映されるようになる。


2. Google BuzzのBuzz投稿ボタン

Buzz投稿ボタンのコードをBloggerのテンプレートページに貼り付ける際には、最低でも、data-url属性の設定が必要だ。
<a class="google-buzz-button" data-button-style="small-count" data-locale="ja" expr:data-url="data:post.url" href="http://www.google.com/buzz/post" title="Google バズに投稿"></a>
<script src="http://www.google.com/buzz/api/button.js" type="text/javascript"></script>
expr:data-url="data:post.url"
「バズ」ボタンがクリックされたときに、インデックスページのURLではなく、ブログエントリーのURLが反映されるようになる。


3. FacebookのLikeボタン

FacebookのLikeボタンをBloggerのテンプレートページに貼り付ける際には、like.phpのクエリーパラメーターhrefの値の設定が必要だ。
<iframe allowtransparency="true" expr:src=""http://www.facebook.com/plugins/like.php?href=&quot; + data:post.url + &quot;&layout=button_count&show_faces=false&width=90&action=like&colorscheme=light&height=21"" frameborder="0" scrolling="no" style="border: none; height: 21px; overflow: hidden; width: 100px;"></iframe>
like.php?href=&quot; + data:post.url + &quot;
いいね!ボタンがクリックされたときに、インデックスページのURLではなく、ブログエントリーのURLが反映されるようになる。&は&に読み替えてください。


< まとめ >

最終的に、現在テンプレートページに貼り付けているコードは以下。上端揃えにするために結局Tableを使った。
<table border="0" cellpadding="0" cellspacing="0">
<tr>
<td align="left" width="130">

<a class="twitter-share-button" data-count="horizontal" data-lang="ja" data-via="Twitterのアカウント名" expr:data-text='data:title + ": "+ data:post.title' expr:data-url="data:post.url" href="http://twitter.com/share">Tweet</a>
<script src="http://platform.twitter.com/widgets.js" type="text/javascript"></script>

</td>
<td align="left" valign="top" width="115">

<a class="google-buzz-button" data-button-style="small-count" data-locale="ja" expr:data-url="data:post.url" href="http://www.google.com/buzz/post" title="Google バズに投稿"></a>
<script src="http://www.google.com/buzz/api/button.js" type="text/javascript"></script>

</td>
<td align="left" width="110">

<iframe allowtransparency="true" expr:src=""http://www.facebook.com/plugins/like.php?href=&quot; + data:post.url + &quot;&layout=button_count&show_faces=false&width=90&action=like&colorscheme=light&height=21"" frameborder="0" scrolling="no" style="border: none; height: 21px; overflow: hidden; width: 100px;"></iframe>

</td>
</tr>
</table>

ツイートボタンやいいね!ボタンを設置。WEBページ一等地の土地争奪戦が始まったのかもしれない

Twitterの公式ツイートボタン、その他つぶやき系のボタンやLikeボタンも、導入にむけて設置方法を調べてみた。


1. Twitterの公式ツイートボタン

Twitter / ツイートボタン

まずはTwitterの公式ツイートボタン。
ボタンのスタイルを選んでフォローをすすめるユーザー名の入力を済ませば、多くの場合、デフォルト設定で問題ないだろう。後はJavaScriptのコードをコピーして、サイトに設置すればOK。最も導入が簡単だった。


2. Google BuzzのBuzz投稿ボタン

バズ - ウィジェット

こちらもTwitter同様、ボタンのスタイルを選んで、ちょこちょこっとデフォルト設定を変更すればすぐにボタンが出来る。ソースがJavaScriptなのもTwitterと同じ。

ただ、Buzzの場合、クエリーパラメーターやJavaScriptのデータ属性で、さらに項目が設定できる。
Buttons and Gadgets - Google Buzz API - Google Code


3. FacebookのLikeボタン

Like Button - Facebook開発者

Likeボタンの埋め込みパターンとしては、IframeバージョンとXFBMLバージョンの二つがある。
Iframeバージョンはシンプルで分かりやすく、XFBMLバージョンの方は、よりFacebookのページで情報を効果的に表示することが出来るようだ。但し、XFBMLを使う場合、JavaScript SDKが必要だ。

Facebookは、Open Graph protocolに対応していて、Open Graphタグを記述すると、記述した内容がLikeボタンをクリックした際に使用される。Open Graphタグを必ずしも記述する必要はないようだ。

また、Likeボタンを設置するために、Facebookのアカウントを取得する必要はなく、デベロッパー登録も必要ない。

< 注意 >
Layout Styleを「button_count」にする場合、iframeのstyle属性のwidthが、デフォルトの90pxのままだと右端が切れます。96px以上にするとIE8でも右端が切れずに表示できます。


4. GREEのSocial Feedback

Social Feedback - GREE Developer Center(グリー デベロッパーセンター)

GREEでは、いいね!やオススメ、シェアなどのボタン設置は、Social Feedbackとして用意されている。

フォーマットはIframeで、URLやボタンの種類、大きさなどを設定したら、Iframeのコードをコピーしてサイト内に設置する。

Social Feedbackを設置するために、GREEのアカウントを取得する必要はなく、デベロッパー登録も必要ない。

GREEもFacebookと同じように、Open Graph protocolに対応しているが、GREEの場合はOpen Graphタグを記述する必要があるようだ。


5. mixiのmixi チェック

技術仕様 << mixi Developer Center (ミクシィ デベロッパーセンター)

mixi チェックはaタグとJavaScriptコードで構成されている。aタグのプロパティとして必須になっているdata-keyでは、mixiデベロッパー登録時に発行されるmixi チェックキーが必要。

つまり、mixi チェックを設置する際には、mixiにデベロッパー登録が必要だ。さらにデベロッパー登録後、mixi チェックを設置するサイトのURLをURL許可リストに含める必要もある

mixi チェックもOpen Graph protocolに対応している。但し、技術仕様を見る限り、Open Graphタグの記述は必ずしも必須ではないようだ。

mixiのページは、説明がとても丁寧にされている反面、色々書かれすぎていて、若干面倒くさそうな印象を持ってしまう(^^;)。


< まとめ >

最終的に、登録などの手間や設置するメリット、ページレイアウトなどを考慮して、結局、TwitterとFacebookとGoogle Buzzに限定してボタンを設置した。

ボタンを設置する側の論理で言えば、ページの面積は限られているので、こういったボタンを全て設置するのは無理だ。

ということは取捨選択せざるをえず、その選択に勝ち残るためには、ボタンを提供する側も、設置に必要な手間をできるだけ簡略化して、高い設置メリットを提供できなければならないだろう。

どれだけ有名なサイトにボタンを設置してもらえるか、ソーシャルメディアのWEBページ一等地争奪戦が始まっているようだ。

Tahnya カフェツアー summer 2010 へ行く

去年の春と秋に行われたTahnyaのカフェツアー。
今年は、猛暑の夏に行われた。

Tahnyaの二人がよりすぐってくれたカフェでのライブは、自由で、ゆる~くて、距離も近くて、とても心地良く楽しめる。ライブハウスでのライブとはまた違って、「二人がコーディネートしてくれた感」が嬉しいのだ。

海の家で一緒にBBQした後に演奏してくれたり。一応カフェツアーなんです(^^;)。


今回のカフェツアーでは、童謡・唱歌のカバーをよく演奏してくれたのだが、いやはや、なんとも童謡は難しい。
平易な歌詞で、曲も短いのだが、アレンジ力が問われる。
実力がないと、そう簡単にカバーできないものだと感じた。










童謡の歌詞の中に描かれている日本の風景や、美しい日本語が好きだ。特に、由紀さおりさんと安田祥子さんの「赤とんぼ」は素晴らしい。ベーシックな形だと思うが、声も発声も美しく、曲が持っている叙情性もとてもよく表現されている。




一方、矢野顕子さんの「小さい秋見つけた」。オリジナリティ豊かで完全に自分のテイストにまとめ上げてしまっている実力に脱帽。




自分テイストにリコンストラクションするか、ベーシックスタイルを追求するか、童謡をカバーするにしてもいろんな方法があるのだろう。

Tahnyaの童謡カバーも、これからどんなふうに変化していくのか、楽しみだ。

2010年9月7日火曜日

Google Buzz widgetで久々にBuzzってみる

Google Buzz widgetについてandronaviで紹介されていた。
『Google Buzz widget』~「Google Buzz」の投稿を簡単に行えるアプリ~ | andronavi (アンドロナビ)

知らなかったが、このウィジェットがリリースされたのは3月18日ということで、半年ほど前にはリリースされていたらしい。
Introducing Google Buzz widget for Android - Official Google Mobile Blog

試しにインストールして、Buzzは今どういう感じなのかチェックしてみる。

ウイジェットの左端にあるBuzzアイコンでBuzzページが起動する。テキストボックスをタップすると文章入力へ。

バズマップを開いてみると、やっぱりまだ閑散とした状態だ。まるで一人、世界の中心で愛をさけんでいるよう。

Voice Translatorをインストールしているので、Simejiのマッシュルーム機能を使って、Buzzでも「しゃべって入力」ができる。

ロケーション情報はデフォルトで現住所の郵便番号が入力されている。タップして近くの店などを指定することもできる。さらに、以前試した時とは違って「Remove location」ボタンが加わっている。iPhoneのGoogle Mobile Appだけでなく、AndroidのBuzzクライアントでも、現在地情報を非表示にできるようになっていた。

早速Buzzへポストしたら、失敗してしまった。

Googleプロフィールで「検索して見つけてもらえるようにフルネームを表示する(Google バズと Latitude も必要)」にチェックを入れないと、Buzzへポストできないようだ。この説明では、いまひとつ分かりづらい。



何が公開・表示される内容で、何が隠される情報なのかが、やっぱりこのページの文章だけでは分かりづらい。

結局、今でもBuzzに表示されるのは、指定したニックネームではなく、姓名のようだ。そしてその姓名はGmail側でもそのまま利用されている。Buzz側でニックネームで表示したいからと言って姓名を変えてしまうとGmailの連絡先にも影響が出てしまう。これはどうにかならないものか。。。


また、せっかくBuzzを使うようにするんだったらブログのサイドにBuzzのガジェットを表示してみようかと、サービスを探してみた。


但し、このサービスを使うのであれば、GoogleプロフィールをURLとして公開する必要がある。Googleプロフィールのページには、そのURLは

http://www.google.com/profiles/Google のメールのユーザー名

になると書いてあるが、実はそれは変更可能だ。


プロフィールのURLにチェックを入れて「変更を保存」ボタンを押す。
すると、「その他のオプションを表示」リンクが現れる。


「その他のオプションを表示」をクリックすると、ユーザー名の部分が数字化されたURLが現れるので、そちらにチェックを入れて再び「変更を保存」ボタンを押す。


プロフィールページが、プロフィール非公開の時と同じ状態になる。
しかし、先程選択したURLでプロフィールページが公開されている。

はっきり言って、この仕様はよくない。
ユーザーにとって、プロフィールが公開されているかどうかが分かりづらいし、公開URLを後で知ろうと思っても難しい。

Buzzには、こういった詰めの甘さがところどころ見えるのだ。。。


でも、しばらくBuzzも使ってみましょうかね。


※追記 2010.09.09
BuzzCounter.netのガジェットは、Buzzへ投稿してもガジェットの表示内容が更新されないので、結局はずしました(^^;)

2010年9月6日月曜日

ドラマ「すいか」ロケ地の宿河原巡礼の旅

夏になると、ドラマ「すいか」のDVDを必ず見てしまう。

TVで放送されたのが2003年の夏だったので、もう数年前のドラマになるのだが、何度見ても見飽きない。

ドラマの舞台になった「ハピネス三茶」という賄い付きアパート。ロケ地は三軒茶屋ではなく神奈川県川崎市多摩区宿河原付近だということは調べて知っていたが、なんだか行きたいような、行きたくないようなで、ずっと行けないでいた。

でも、こんなに暑かった夏の終わりには行ってみてもいいかもしれないと思い、先日はじめて行ってみた。

登戸駅を降りて宿河原駅へ向かって歩きながら見覚えのある用水路を探すと、ぽっかりと懐かしい風景が見えてきた。



車が行き交う道を少し外れると、用水路と畑の、例の風景が広がっている。

そこだけ流れている時間が少しゆっくりなような、まるで昭和の時代に戻ったような、ドラマで流れていたのと同じ時間がやっぱりそこには流れているようだ。

歩きながら、ここはこのシーンで使われていたのでは?!と盛り上がったり、南北線の線路の下を小さくなってくぐってみたり、ちょっと探検気分だったり。商店街ですれ違うおばちゃんたちも「暑いですねぇ」「本当にねぇ」と立ち止まって会話していたり。

ほっとするような優しい時間が流れている。

やっぱりいつか宿河原に住んでみたい。
終わらない「すいか」の時間の中で生活したいなあ。

2007年のドラマ「セクシーボイスアンドロボ」以来3年ぶりに木皿泉さんが脚本を書く「Q10」が来月から始まる。大好きな白石加代子さんも出演されるようだし、今からとてもワクワクする。

2010年9月3日金曜日

Flickrではproアカウントでないとオリジナルサイズが保持できない

サプリーンでは、Creative Commonsライセンスが指定されている写真を検索し、素材として編集できる「CC画像検索」という機能を作っている。

FlickrにアップされているCC画像をユーザーが取得しているときに、画像の取得に失敗するエラーが何度か出ていたので調査したら、結局、Flickrの写真にはOriginalサイズがないものがあるということがバグの原因だった。


ユーザーが画像を検索して取得するときに、ユーザーが大きめの画像を取得するように指定していれば、優先順位として、

1.Largeサイズ
2.Originalサイズ

を、指定していなければMediumサイズを、これまで取得していた。

しかし、Originalサイズが存在しない画像だった場合、最終的に画像パスが設定されずに画像の取得が失敗していた。

そもそも、オリジナルというのだから、そのサイズが存在しないことはないのではと思っていたのだが、それが甘かった。


Flickrのヘルプ「Are there limits on file sizes or file types for uploads?」部分を見ると、以下のように書いてある。

As you publish photos, they're compressed and resized by Flickr (if necessary) in the following sizes:

75x75 pixels
100 pixels (on the longest side)
240 pixels
500 pixels
Large (which will be 1024 pixels if it exceeds that length)
The original size (if you have a pro account)

  1. 75x75ピクセルサイズ(Squareサイズ)
  2. 大きい辺に合わせた100ピクセルサイズ(Thumbnailサイズ)
  3. 大きい辺に合わせた240ピクセルサイズ(Smallサイズ)
  4. 大きい辺に合わせた500ピクセルサイズ(Mediumサイズ)
  5. 1024ピクセルに合わせたラージサイズ(Largeサイズ)
  6. Originalサイズ(proアカウントの場合)

Flickrには上記のサイズがあると書かれているが、最後のOriginalサイズは、proアカウントを持っている場合にしか作られないと明記されている。

加えて、Mediumサイズに「Medium640」という種類がさらに追加されていた。Medium640は、大きい辺に合わせた640ピクセルサイズだ。


よって、大きめの画像を取得するように指定がされていた場合は、

1.Largeサイズ
2.Originalサイズ
3.Meidum640サイズ
4.Mediumサイズ

という優先順位で画像を取得するように変更した。


多くの画像をアットランダムに探してみたが、Mediumサイズが存在しない場合はこれまでなかったので、Mediumサイズが最終防衛線でよいだろう。

ということは、画像によっては、大きめの画像を取得するように指定がされていても、Mediumサイズしか取得できない場合もあるということだ。