先日、Appleが行ったiPadの発表イベント。
Apple - QuickTime - Apple Special Event January 2010
1時間半ほどの長い動画だが最後まで飽きずに見ることができた。
なにより、スティーブ・ジョブズが以前より元気そうで安心した。
しかし、彼はプレゼンがうまい。見る度にいつも感心する。
話と映像をあわせるタイミングなど、事前にかなり練習しているようだが、情報が気持ちよく頭に入っていく。言葉が多すぎず、程よい間があり、平易な言葉を選ぶ。でもキーワードは何度も繰り返して記憶に残そうとする。大変参考になる。上達するには上手な人を見るに限る。
以下、iPadの発表イベントで印象に残ったもの。
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・フォトアルバムの表現が素晴らしい
フォトアルバムの初期状態は、無造作に写真が集まっている状態。集まりの一つ一つがアルバムになっている。選んだアルバムをピンチアウトすると、ザザッとiPadの画面いっぱいにアルバム内の写真が広がる。その状態で再びピンチインすると、また無造作に写真が集まった状態に戻る。これは実際に操作すると気持ちが良さそうだ。操作している時の快感を大事にするAppleらしい作り。
00:22:30
・iPadでストリートビューを表示させると迫力がありそうだ
マップを操作している時にストリートビュー表示にスイッチできるのだが、iPadの大きな画面で実際にストリートビューを表示させてみると、iPhoneの何倍もの迫力がありそうだ。今みている景色がiPadの中でリアルタイムにエミュレーションされているような、不思議な感覚になるのではないか。
00:31:00
・アプリはシングルピクセルかダブルピクセルか表示を選べる
App StoreでダウンロードしたアプリはiPhoneサイズなので、iPad側でオリジナルサイズか2倍に拡大したサイズか「1x」「2x」ボタンで選べるようだ。レースゲームをiPadでデモしていたが、迫力はiPhoneの比ではない。テレビを膝の上に置いてプレイしているようだった。
01:05:00
・iWorksのテキスト折り込みのヌルヌル感がすごい
画像を挿入したときのテキストの送り込みで、画像をドラッグするとリアルタイムに文字の位置がヌルヌル~っと変わるのだ。デモでは、首から上のキリンの画像が使われていたが、機能を伝えるのに、その選択もとても効果的だった。この方面は従来、DTPと言えばAdobeと言われたように、Adobeが得意としていた分野だが、Appleはその領域でも技術的に秀でてしまったようだ。
01:30:55
・Our most advanced technology in a magical & revolutionary device at an unbelievable price.
最後に、ジョブス氏が強調して繰り返し語っていた言葉。3つのポイントが含まれている。
最新鋭の技術で、
魔法みたいでビックリする、革新的なデバイスで、
驚きの価格
を実現する。
どれも外せない。大事なポイントだと。
この内容を見れば納得です。
iWorkのテキストの回り込みの具合はすごかったですね。
返信削除あれを見て、ああ・・・すでにAdobeのText Layout Frameworkと同等のテキスト処理を実現しているんだ・・・と思いました。
自分にはiPhone, iPadにFlashは要らないという宣言のようにも見えました。
そうですね。Flashは永久にiPhone、iPadにはのらないと思います。その他プラグイン形式のものは全てのらないでしょう。HTML5を使ってくださいという姿勢でしょうね。
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