Chrome: 9.0.597.47
OS: Windows Vista 32bit
1. FileReferenceを使った操作が失敗する
ファイルブラウザを開くためにFileReferenceを使っている部分が全て、エラーコードが吐かれて、失敗するようになってしまった。このまま安定バージョンとしてリリースされると、大問題だorz。
chromiumのIssueとして挙げられていたので、自分もコメントをアップした。
Issue 67953 - chromium - chrome flash sandbox not work right - Project Hosting on Google Code
まだStatusがAssignedにもなっていないので、同じ現象でお困りの方は是非コメントを!
2. Flash内のテキストボックスで日本語が入力できない
これはずっとMac版のChromeで問題になっていることだが、いよいよWindowsでも起こるようになってしまったorz。
この症状もIssueが挙がっているので、同じ現象でお困りの方は是非コメントを!
Issue 67953 - chromium - chrome flash sandbox not work right - Project Hosting on Google Code
こちらは既にStatusがAssignedになっているので、一応認識はされている模様。
いずれの問題も、Chrome起動時に「--no-sandbox」オプションを指定することで、一応回避可能。
~chrome.exe --no-sandbox
と起動するショートカットと、オプションを指定しない通常起動のショートカットの2つを用意して、今はChromeでの動作を確認している状況。
以下は「--no-sandbox」オプション付き起動時の注意点。
1. ホーム画面で警告が出る
「--no-sandbox」オプションをつけて起動すると、ホーム画面で
「サポートされていないコマンドラインフラグ --no-sandbox を使用しています。これにより、安全性とセキュリティが損なわれます。」と表示される。セキュリティ上、好ましくないのだろうが、使用に支障はない。
2. 前回のChromeの起動オプションに引きずられる
一度「--no-sandbox」オプションをつけて起動すると、新たにChromeのインスタンスをオプション無しで通常起動させても、「--no-sandbox」オプションを付きの起動とみなされる。通常起動させたい場合は、一度全てのChromeを終了させる必要がある。
ChromeにFlash Playerがバンドルされるようになってから、セキュリティサンドボックス系のエラーが発生し始めたように感じる。FPをバンドルするのは、はっきり言ってやめてほしいヽ(`Д´)ノ。
Chromeは、ブックマークなど、gmailアカウント下のデータと同期しやすかったり、ページの表示が速かったりして、最近は気に入ってメインブラウザとして使ってきたが、その状況も怪しくなってきた。
昨日、ChromeのビデオサポートからH.264を除外することも発表された。
The Gloves Are Off: Google Chrome Browser Will Drop Support For H.264 Video Codec
現状、ネット上の66%のビデオはH.264でエンコードされているという状況にも関わらずだ。
Appleに対抗しての行動かもしれないが、ジョブズがAndroidに対してfragmentation(断片化している、つまり統一されておおらずバラバラだね)と批判したように、ビデオの世界でまさにfragmentaionを起こそうとしているように見える。
「Don't be evil」というGoogleの社是をいつまでも大切にしてほしい。
※2011.01.20 追記
Chrome 9.0.597.67 FP 10,1,103,22
FileReferenceを使った操作が出来るようになった。
Flash内のテキストボックスで日本語が入力できない状態は相変わらず。
※2011.01.27 追記
Chrome 9.0.597.83 FP 10,1,103,22
上記の状況と変わらず。
※2011.02.08 追記
Chrome 9.0.597.86 FP 10,2,154,9
上記の状況と変わらず。
※2011.02.09 追記
Chrome 9.0.597.94 FP 10,2,154,12
上記の状況と変わらず。
しかも、安定版がChrome9に!あ~、これでMacのみならず、Windowsユーザーでも、Chromeを使っている人はFlashコンテンツ内のテキストボックスへ日本語が入力できなくなってしまった。「--no-sandbox」オプションをつければ、日本語入力可能なのだが面倒臭すぎる・・・orz。完全にサンドボックスのせいだ。
※2011.02.15 追記
Chrome 9.0.597.98 FP 10,2,154,12
朗報!ようやく日本語が入力できるようになった!
明日に向かって昇龍拳: Chrome9のFlashで日本語が入力できるようになった。でもWindowsだけ。MacユーザーはIssue72810へVoteしよう。
※2011.02.18 追記
Chrome 10.0.648.82 FP 10,2,154,12
Windows版Chromeのβバージョンが10へアップグレード。問題が再発していないか心配だったが、FileReferenceを使った操作、Flash内のテキストボックスへの日本語入力、どちらも問題なく可能だ。良かった(*´О`*)。
明日に向かって昇龍拳: Chromeのβバージョンが10へ。Flashでの日本語入力、ファイルブラウザへのアクセス、ともに問題なし。
FlashのFileReferenceがエラーを起こすのは大問題です!
返信削除日本語入力の問題はMacでは少なくとも2009年12月からそのままです。
「Mac版ChromeはFlashの日本語入力でまだ問題がある模様」
http://kinsentansa.blogspot.com/2009/12/macchromeflash.html
Chromeに移行したくても、こういった問題があるのでは移行できないので非常に残念に思います。
あともう一つ、Flash PlayerをバンドルされるとDebug Playerを使えないので、もはやChromeはFlashの開発には使えないブラウザになってしまったことも残念ポイントです。
Debug Playerが利用できない、そこも大きいですね。
返信削除手動でpluginのFPをオフにすればいいのかもしれませんが、それでは問題解決にはなっていません。
本当に、なぜ同梱するようになったのでしょう?自分としては現状、百害あって・・・ですね。