2011年10月20日木曜日

何でこのサービスをつくろうと思ったのか、開発者の生の声を聞くことは楽しい

Facebook開発者イベント「f8」でローンチパートナーとして発表されたクックパッドさん。
技術部長の井原正博氏へのインタビューが@ITに掲載されていた。

とても印象的だったのは、クックパッドがやりたいことは何なのか、彼がまっすぐに語っていたこと。

・・・Open Graphを使って、毎日の食卓を楽しく便利にするというクックパッドの本来の目的が、少しでも前に進むのならいいな・・・

・・・技術の進化は、あまり重要ではありません。重要なのは、「その技術によって、どれくらい生活が楽しく、豊かになるか」です。・・・

・・・「あの時代に、こんな料理を作っていたんだ」という思い出を俯瞰できる。これはクックパッドがやりたいことだったんです。人生の中でキーになる「料理」を表現し、それによって自分のアイデンティティを確認するということはやっていきたいです。・・・

料理をキーに自分のアイデンティティを確認する、そのようなビジョンを持っていらっしゃったことを初めて知った。

クックパッドを単に便利なレシピサイトとしか思っていなかったので、「アイデンティティ」という言葉まで出てくることに正直驚いた。

そういえば、スタジオジブリの宮崎駿監督は、NHKドキュメンタリーの「人間は何を食べてきたか」にとても感銘を受けたと仰っていた。食をたどっていくと人間が生きてきた歴史がリアリティを持って感じられるのかもしれない。思えば、ジブリ映画にはいつも印象に残る食事シーンがある。


何でこのソフトを、サービスを、つくろうと思ったのか、青臭い話になるのかもしれないが、開発者の生の声に触れたいと、最近益々思うようになった。

○○ができる。○○が便利。○○するのが楽。

ソフトウエアの品質として、機能性や使用性は大事だが、なんだかそういう手垢のついた売り言葉に慣れすぎて、飽きてしまった。

作り手の心の奥にある言葉が、もっと前に出てきてもいい。

そう感じているユーザーも、増えているんじゃないかな。