Supersonic data セットアップ
1. データプロバイダの追加
プロジェクトディレクトリ下でconnectを発動し、プロジェクトのコネクトスクリーンを開く。
$ steroids connect
コネクトスクリーンの"Data"タブで「Custom Provider」を選択。
NAMEに任意のデータプロバイダ名を入力。
BASE URLは「https://YOUR_APP.appspot.com/_ah/api/」まで設定。v1などバージョンナンバーまでのパスにしない(後述のリソース追加設定のため)。
また、Google Cloud Endpointsはhttpsアクセスしか認めていないので、http://ではなく、https://にしておく。
2. リソースの追加
「ADD NEW RESOURCE」ボタンをクリックして、リソースを設定する。
NAMEに任意のリソース名を入力。
URL PATHは「yourApi/v1/」を入力。
例えば、API名が「playlistApi」、バージョンが「v1」の場合、URL PATHは「playlistApi/v1/」になる。
前述のプロバイダのBASE URLで「〜/v1/」まで含めてしまうと、必須入力であるリソースのURL PATHに何も設定できなくなるので、プロバイダのBASE URLを「api/」までと設定した。
これにより、リソースへのパスは、BASE URL + RESORCE URL PATH = 「https://YOUR_APP.appspot.com/_ah/api/playlistApi/v1/」となる。
3. アクションのカスタマイズ
「CUSTOMIZE ACTIONS」ボタンをクリックして、get/postなどのリクエストの、URL PATHやROOT KEYSを設定する。
例えば、コレクションを取得するgetのAPIパスが「playlist」の場合、URL PATHは「playlist」になる。
これにより、完成したエンドポイントへのパスは、BASE URL + RESOURCE URL PATH + ACTION URL PATH = 「https://YOUR_APP.appspot.com/_ah/api/playlistApi/v1/playlist」となる。
更に、Google Cloud Endpointsのコレクションのルートは「items」なので、ROOT KEYSに「items」を指定する。
「RELOAD MODEL FROM API」ボタンをクリックすると、エンドポイントとの通信が行われる。無事にコレクションが取得できると、最新のエンティティモデルの内容が表示される。
デバイスから data access 確認
トップ画面には、「https://YOUR_APP.appspot.com/_ah/api/playlistApi/v1/playlist」へアクセスした結果が表示されている。
API Explorerで、dataStoreにエンティティを1つ追加してみる。
デバイスで起動しているアプリ側のリストも、数秒後に、自動的に更新される。
10秒間隔で同期が発動する
ログを見ると、ほぼ10秒間隔でエンドポイントが叩かれている。
データバインディングはいいのだが、10秒おきにプルリクエストが発動するのでは、GAEのdataStoreのRead Quotaの消費が激しくなってしまう。
2015年4月現在の無料枠では、Read Operationsのリミットは50,000回/日なので、
( 60秒 / 10秒間隔 ) x 60分 = 360回/時
1時間アプリを起動しているだけで、360回のRead Operationsが発生する。
50,000回 / 360回 = 138.889
例えば、同時に138人が1時間アプリを起動しているだけで、50,000回のRead Operationsのクオータはすぐに消費されてしまう。
データバインディングは、supersonic.data APIのwhenChanged()で実現されている。
Playlist.all().whenChanged( function (playlists) {
$scope.$apply( function () {
$scope.playlists = playlists;
$scope.showSpinner = false;
});
});
クオータの消費を避けたいなら、whenChanged()を使わずに、適切なタイミングで自作でデータの同期を行う必要があるなと。
参考:
Supersonic Guides - Supersonic Framework