Quartzフィルタの「Reduce File Size」を指定すると、もの凄くバイト数が削減されるのだが、粗くなりすぎて、人様に送れるレベルではない(^_^;)
そこで、Reduce File Sizeの「アラアラ」な設定をカスタマイズして、「アラ」程度に調整みようと、ColorSyncユーティリティでフィルタの複製を試みた。
でも、・・・出ない。
PDF書き出しのQuartzフィルタのリストに複製したフィルタ名が表示されない。
調べたら、ColorSyncユーティリティで書き出されるパス「$HOME/Library/Filters/」下のQuartzフィルタは、プレビューでは表示されないとのこと。
独自のPDFのQuartzフィルタを追加する - ザリガニが見ていた...。
「/Library/Filters/」下だったら、プレビューでも表示されるようになるようだ。
つまり、「/System/Library/Filters/」下にある「Reduce File Size.qfilter」をコピーして「/Library/Filters/」下へ配置し、そのファイルをカスタマイズすればよい。
そのためには、rootになって/Library/へアクセスできるようにしないと。
ということで、rootになれるように、ターミナルを開いてrootのパスワードを設定。
$sudo passwd root Password: Changing password for root. New password: Retype new password:
その後、rootへsu。
$ su - Password:
/Library/にFiltersディレクトリを作り、Reduce File Size のフィルタファイルをコピーしてくる。ファイル名は末尾に_customizeをつけるなり、適当に。このファイル名がプレビューでフィルタ名として表示されるわけではないので。
root# mkdir /Library/Filters root# cp /System/Library/Filters/Reduce\ File\ Size.qfilter /Library/Filters/Reduce\ File\ Size_customize.qfilter
コピーできたら、自分好みの設定にカスタマイズ編集。viなんかで。
自分が変更したのは3点。
ImageScaleFactor の値を「0.5」から「1.0」へImageSizeMax の値を「512」から「1024」へName の値を「Reduce File Size」から「Reduce File Size(customize)」へ
2点目のImageSizeMaxの値が特にバイト数へ影響を与える。大きければ大きいほどバイト数は高くなる。1点目のImageScaleFactorを1.0へ設定したので、このフィルタを使うと倍率1.0の1024のサイズへ画像をスケールすることになる。
3点目で設定した名前は、Quartzフィルタ名としてプレビューで表示される。
今度はちゃんと出た〜(・∀・)
OS 10.9.2(Mavericks)のプレビューでの注意点
追記 2014.03.28・「PDFで書き出し」
・「印刷」→「PDF」→「PDFとして保存」
これらではQuartzフィルタが選べないようです。
「書き出す」→フォーマット「PDF」選択と進むと、Quartzフィルタの欄が表示されます。